ワイヤレスイヤホンの充電器は代用できる?100均や別売りの充電器を解説

ワイヤレスイヤホンの充電ケースを無くした、あるいは充電器が故障してしまい、途方に暮れていませんか?いざという時、身近なスマホの充電器や100均の製品は使えるのか、さまざまな疑問が浮かぶことでしょう。
この記事では、ワイヤレスイヤホンの充電器に関するあらゆる悩みを解決するため、代用品の選び方から紛失時の対処法までを網羅的に解説します。安全に、そして快適にワイヤレスイヤホンを使い続けるための知識を身につけていきましょう。
- 充電器を紛失した際の具体的な対処法
- 100均やスマホ充電器など代用品の可能性
- 安全な代用充電器やケーブルの選び方
- アンカーのおすすめ充電器とケーブル
ワイヤレスイヤホンの充電器は代用可能?緊急時の対処法

- 充電器は純正じゃないとダメ?
- スマホの充電器で代用できるか解説
- 100均の代用品は使えるのか
- ケースを無くした時の探し方と対処法
- ケース無しで充電する方法はある?
充電器は純正じゃないとダメ?
ワイヤレスイヤホンの充電器を選ぶ際、「やはり純正品でなければいけないのか」と考える方は多いです。もちろん、純正品はメーカーがその製品のために設計しているため、安全性やパフォーマンスにおいて最も信頼できる選択肢です。
しかし、必ずしも純正品でなければ充電できないわけではありません。市場にはAnkerをはじめとする、信頼性の別会社が作った充電器が数多く存在します。
これらの製品は、適切な安全基準を満たし、純正品と同等の性能を提供しながら、より安価であったり、複数のポートを備えていたりと利便性が高い場合があります。
ただし、注意点もあります。極端に安価なノーブランドの製品や、安全認証(PSEマークなど)のない製品の使用は避けるべきです。これらの製品は、イヤホン本体や充電ケースのバッテリーを劣化させるだけでなく、最悪の場合、過熱や発火といった深刻な事故につながる恐れがあります。
したがって、純正品以外を選ぶ場合は、価格だけで判断するのではなく、メーカーの信頼性や製品の安全性をしっかりと確認することが大切になります。
スマホの充電器で代用できるか解説

スマートフォンの充電器はワイヤレスイヤホンの充電に代用できる可能性があります。近年販売されているワイヤレスイヤホンの充電ケースは、スマートフォンと同じUSB Type-Cポートを採用しているモデルが主流だからです。
代用する際に確認したいのが、ACアダプターの出力仕様です。アダプター本体には通常、「出力」または「OUTPUT」という記載があり、電圧(V)と電流(A)が記されています。
多くのワイヤレスイヤホンは「5V/1A」程度の出力を想定していますが、最近のスマホ用充電器は急速充電に対応するため、より高い出力を持つものが増えています。
基本的には、イヤホン側が必要な電力だけを受け取る仕組みになっているため、スマホ用の高出力な充電器を使ってもすぐに故障するわけではありません。
しかし、これは充電器とイヤホンの両方がUSB Power Delivery(USB PD)などの標準規格に準拠している場合に限られます。規格に準拠していない粗悪な製品同士を組み合わせると、過剰な電力が供給されてバッテリーに負荷がかかる可能性も否定できません。
安全に代用するためには、お持ちのイヤホンの取扱説明書で推奨される入力を確認し、信頼できるメーカーの充電器を使用することが望ましいでしょう。
100均の代用品は使えるのか
充電ケーブルを紛失したり断線したりした場合、100円ショップで代用品を探すという選択肢が思い浮かぶかもしれません。実際に、多くの100円ショップではUSB Type-Cケーブルなどが販売されており、緊急時の一時的な代用として役立ちます。
ただ、これらの製品を日常的に使用し続けることは、あまり推奨できません。その理由は、耐久性と安全性の面に懸念があるからです。
100均のケーブルは、価格を抑えるために内部の導線が細かったり、コネクタ部分の作りが甘かったりすることがあります。充電速度が著しく遅い、データ転送に対応していない、短期間で断線してしまう、といったケースも多いです。
また、安全基準を満たしているかどうかが不明確な製品も多く、長期的に使用することでイヤホンのバッテリーにダメージを与える可能性も考えられます。
したがって、100均の製品はあくまで「つなぎ」として考え、急場をしのいだ後は、家電量販店やオンラインストアで信頼できるメーカーの製品を改めて購入するのが賢明な判断と言えます。
ケースを無くした時の探し方と対処法

充電ケースだけをどこかに置き忘れてしまった場合、まずは落ち着いて行動することが大切です。多くの場合、身の回りの思わぬ場所から見つかります。
まずは冷静に探してみる
最初に、直近の自分の行動を振り返ってみましょう。最後にイヤホンを使った場所はどこか、どのカバンに入れたか、どの服のポケットに入れたかなどを思い出します。自宅で無くした場合は、ソファの隙間、ベッドの下、机の周り、上着のポケットなど、無意識に置いてしまいがちな場所を重点的に探してみてください。
一部のワイヤレスイヤホンでは、イヤホンとケースがBluetoothで接続されている場合、スマートフォンの接続画面から近くにあるかどうかを確認できる機能もあります。
メーカーへの問い合わせと単品購入
どうしても見つからない場合はメーカーのサポートに連絡します。公式サイトのサポートページを確認し、充電ケースを単体で購入できるか問い合わせてみましょう。AppleのAirPodsのように、多くの主要メーカーでは紛失・破損したパーツの単品販売に対応しています。
その際、購入時の保証書や製品のシリアル番号が必要になることがあるため、事前に準備しておくとスムーズです。費用はかかりますが、イヤホン一式を買い直すよりも安く済みます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、ケースごと無くした人は参考にしてみてください。

ケース無しで充電する方法はある?
結論から言うと、残念ながらほとんどの完全ワイヤレスイヤホンは、専用の充電ケース無しで充電することはできません。
多くのイヤホンには、ケーブルを直接差し込むための充電ポートが存在しません。イヤホン本体にある金属の接点(充電端子)が、ケース内部の端子と接触することではじめて充電が開始される仕組みになっています。
もしケースを紛失してしまった場合、イヤホン本体だけがあっても充電する手段はなく、イヤホンを使うためには、前述の通りメーカーからケースを単体で購入するか、代わりとなる互換ケースを探すしか方法はありません。
ワイヤレスイヤホンの充電器:代用品の選び方と注意点

- 別売りケーブルを選ぶ際のポイント
- ワイヤレスイヤホンの充電器の選び方は?
- 充電器と言えばアンカー!おすすめの充電器を紹介
- 充電器とセットで買うべきケーブルも紹介
- まとめ:ワイヤレスイヤホン充電器代用のポイント
別売りケーブルを選ぶ際のポイント
充電器本体だけでなく、充電ケースとACアダプターを繋ぐUSBケーブルも、代用品を選ぶ際にはいくつかのポイントを押さえる必要があります。適切なケーブルを選ばないと、充電効率が落ちたり、安全性が損なわれたりする可能性があるためです。
別売りのケーブルを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- 端子の形状を確認する
- 充電規格をチェックする
- 耐久性と長さを考慮する
端子の形状を確認する
最も基本的なことですが、お使いの充電ケースのポートに合う端子のケーブルを選ぶ必要があります。現在の主流は「USB Type-C」ですが、少し前のモデルでは「Micro USB」が採用されていることもあります。
た、AirPodsなど一部の製品では「Lightning」ケーブルが必要です。購入前に必ず、自分のイヤホンケースのポート形状を確認してください。
充電規格をチェックする
急速充電を利用したい場合は、ケーブルがその規格に対応しているかを確認します。「USB Power Delivery(USB PD)」に対応した充電器とイヤホンを持っていても、ケーブルが非対応では性能を発揮できません。
パッケージに「PD対応」や「最大〇〇W出力対応」といった記載があるかを確認しましょう。
耐久性と長さを考慮する
ケーブルは抜き差しや折り曲げが繰り返されるため、耐久性も大切な要素です。ケーブルの根元が補強されていたり、ケーブル全体がナイロンなどの丈夫な素材で編み込まれていたりする製品は、断線しにくく長持ちします。
AnkerのPowerLineシリーズのように、数万回の折り曲げテストをクリアしたことを謳う製品もあり、信頼性の高いメーカーを選ぶことが安心につながります。
ワイヤレスイヤホンの充電器の選び方は?

ここでの充電器とは、コンセントに差し込むACアダプターを指します。ワイヤレスイヤホン用として、また他のデバイスと兼用することも考えてACアダプターを選ぶ際の基準を解説します。
充電器の選び方は以下のとおりです。
- 出力(W数)で選ぶ
- ポートの数と種類で選ぶ
- 安全機能と認証を確認する
出力(W数)で選ぶ
ワイヤレスイヤホンの充電に必要な電力はそれほど大きくありませんが、スマートフォンやタブレット、ノートPCなども同じ充電器で充電したい場合は、より大きな出力(W数)を持つモデルを選ぶと便利です。
例えば、iPhoneの急速充電には20W以上、MacBook Airなどには30W以上の出力が推奨されます。自分の持っているデバイスの中で、最も大きな電力を必要とするものに合わせて選ぶと、充電器を一つにまとめられます。
ポートの数と種類で選ぶ
同時にいくつのデバイスを充電したいかに合わせて、ポート数を選びましょう。USB-Cポートと従来のUSB-Aポートの両方を搭載したモデルであれば、新旧さまざまなデバイスに対応できて便利です。
最近では、高出力・複数ポートでありながら非常にコンパクトな充電器も増えています。
安全機能と認証を確認する
安全に使うためには、保護機能が搭載されているかを確認することが極めて大切です。過電圧保護、過電流保護、過熱防止、ショート防止といった多重保護システムを備えた製品を選びましょう。
また、日本の電気用品安全法が定める基準をクリアしたことを示す「PSEマーク」が付いていることは、安全な製品を見分けるための最低条件です。
充電器と言えばAnker!おすすめの充電器を紹介

ACアダプター選びで迷ったら、世界的に人気の高いAnker(アンカー)の製品がおすすめです。Ankerは、高い安全性と性能、そして豊富なラインナップで多くのユーザーから支持されています。ここでは、用途別におすすめのモデルを3つ紹介します。
511 Charger (Nano 3, 30W)
一般的な30W出力の充電器より大幅に小型化し、さらに折りたたみ式プラグを搭載したモデルです。最大30W出力で、MacBook AirなどのノートPCも充電可能。旅行や出張の多い方にぴったりの一台と言えます。
Prime Wall Charger (67W, 3 ports, GaN)
合計最大67W出力で、3台の機器を同時に急速充電できる高機能モデルです。Anker独自のGaNPrime™技術により、電力を最適に配分し、効率的な充電を実現します。デスク周りの電源をすっきりとまとめたい方や、多くのガジェットを持ち歩く方におすすめです。
PowerPort III 3-Port 65W Pod
Anker PowerPort III 3-Port 65W Podは、複数の充電器を持ち歩く手間や、デスク周りのごちゃごちゃした配線を解消するために設計された、パワフルでコンパクトな急速充電器です。在宅ワークから旅行、日常の持ち運びまで、あらゆるシーンで活躍します。
一個前に紹介した「Prime Wall Charger」と似ていますが、性能は若干劣ります。コスパを重視したい人におすすめです。
ちなみにこちら「ピカチュウ版」もあります。ちょっとこだわりたい人はこちらもチェックしてみてください。ピカチュウ版の方がPowerIQ 4.0を搭載している分、若干高性能です。
充電器とセットで買うべきケーブルも紹介
高性能な充電器の能力を最大限に引き出すためには、ケーブルの品質も非常に大切です。Ankerは充電器だけでなく、高耐久・高性能なケーブルも豊富にラインナップしています。充電器と合わせて検討してみてください。
ここではおすすめのケーブルを3つ紹介します。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル
シリコン素材を採用し、驚くほどのしなやかさと絡まりにくさを実現したケーブルです。触り心地も良く、ストレスなく取り回しができます。デスク周りやカバンの中でケーブルが絡まるのが嫌な方に最適です。

Anker 高耐久ナイロン USB-C & USB-C ケーブル
2重に編み込まれた高耐久ナイロン素材を使用し、優れた耐久性を誇るモデルです。コネクタの根元もしっかりと補強されており、断線を防ぎます。ケーブルをタフな環境で使う方や、長く安心して使いたい方におすすめです。
Anker USB-C & USB-C ケーブル (2-in-1, 140W)
2台の機器を1本のケーブルで同時に充電できる、画期的な2-in-1 USB-Cケーブルです。合計最大140Wの高出力に対応し、USB PD技術によりノートPCとスマートフォンなどのデバイスへ適切に電力を分配しながら急速充電が可能です。
高耐久ナイロン素材を採用しているため、絡まりにくく断線にも強いのが特徴。デスク周りの配線をこれ1本に集約でき、スッキリとした充電環境を構築したい方に最適です。
まとめ:ワイヤレスイヤホンの充電器は代用できる

この記事で解説した、ワイヤレスイヤホン充電器の代用に関する重要なポイントを以下にまとめます。
- ワイヤレスイヤホンの充電器は条件を満たせば代用可能
- 純正品でなくても信頼できるメーカーの製品なら安全に使える
- スマホの充電器は端子形状と出力仕様が合えば代用できる
- 100均の充電ケーブルは緊急用とし長期間の使用は避ける
- 充電ケースを無くした際はまず身の回りを落ち着いて探す
- 見つからない場合はメーカー公式サイトで単品購入を検討する
- ほとんどのイヤホンはケース無しでの充電はできない
- 代用のACアダプターは出力とポート数と安全機能で選ぶ
- PSEマークは安全なACアダプターを見分ける最低条件
- 代用ケーブルは端子形状と充電規格と耐久性を確認する
- USB PD対応の機器とケーブルの組み合わせで急速充電が可能になる
- 充電器やケーブル選びに迷ったらAnker製品がおすすめ
- Ankerは安全性と性能、豊富なラインナップで信頼性が高い
- 今後の紛失対策として紛失防止タグの利用も有効
- 代用品を使う際は自己責任となるため信頼性を重視して選ぶことが大切


