ドライヤーがない時の対処法まとめ!代用品や早く乾かすコツを解説

- ドライヤーが急に壊れてしまった
- 旅行先にドライヤーがなくて困った
- 髪が濡れたままで寝たくない!
髪が濡れたままだとなかなか乾かずに不快なだけでなく、風邪をひいてしまう可能性もあります。濡れた髪を放置すると髪や頭皮にダメージを与える原因にもなりかねません。
この記事ではドライヤーがないときの対処法や、髪への負担を減らしながら早く乾かす具体的な方法を解説します。記事を読めばドライヤーが使えない状況でも慌てず適切に対処できます。
- ドライヤーがない時に使える身近な代用品
- 髪へのダメージを抑えながら早く乾かすコツ
- やってはいけないNGな乾かし方
- 緊急時に備えて知っておきたい注意点
ドライヤーがない時のおすすめの対処法

ドライヤーがない時のおすすめの対処法をまとめました。
- ドライヤーを使わずに髪の毛を早く乾かす方法
- 扇風機を使った髪の乾かし方の注意点
- 浴室乾燥で髪を乾かすメリットとデメリット
- 布団乾燥機で代用する際のポイント
ドライヤーを使わずに髪の毛を早く乾かす方法
ドライヤーがないときで髪を早く乾かすには、洗髪後のタオルドライが最も大切です。タオルでできる限り水分を取り除くことで、その後の乾燥時間を大幅に短縮できます。タオルドライのポイントは以下のとおりです。
- 乾いたタオルを使用する
- 髪をゴシゴシこすらない
- 毛先も念入りに拭く
- 拭き終えたらコームで髪を溶かす
乾いたタオルを使用する
まず吸水性に優れた乾いたタオルを用意しましょう。マイクロファイバー素材のタオルは綿のタオルよりも多くの水分を素早く吸収するため、タオルドライに適しています。
髪をゴシゴシこすらない
タオルドライの際は髪をゴシゴシとこすらないように注意してください。濡れた髪は表面のキューティクルが開いており、摩擦によって傷つきやすい無防備な状態です。
タオルで髪を挟み込み、ポンポンと優しく叩くようにして水分を吸い取ります。水分が残りやすい根元や頭皮を中心に、丁寧に行いましょう。
毛先も念入りに拭く
毛先に残った水滴は、自然乾燥を遅らせる大きな原因です。タオルで髪の裾を包み込み、軽く絞るようにして念入りに水分を拭き取ります。この時も、強い力で引っ張ったりこすったりしないように気をつけましょう。
拭き終えたらコームで髪を溶かす
一通り拭き終えたら目の粗いコームで髪をとかし、毛流れを整えます。これにより髪の間に空気が通りやすくなり、乾燥を促進する効果が期待できます。
その後、洗い流さないトリートメントを毛先中心になじませると、キューティクルを保護し、乾燥によるパサつきを防げます。
ここまでの手順を数回繰り返すことで、自然乾燥でも髪が乾きやすくなります。
扇風機を使った髪の乾かし方の注意点

室温が高い時期には扇風機やサーキュレーターをドライヤーの代わりとして活用できます。扇風機の風で髪を乾かすメリットはドライヤーの熱によるダメージを受けないことです。
扇風機を使用する際は、まず徹底したタオルドライで髪の水分をできる限り減らしておきましょう。扇風機から1メートルほど離れた場所に座り、髪全体に風が当たるようにします。手ぐしで髪をすきながら乾かすと、根元にも風が届きやすくなります。
扇風機で髪を乾かす際は、近づきすぎないように注意が必要です。髪が羽根に絡まってしまうと、髪が抜けたり扇風機が故障したりする危険があります。
体が冷えすぎないように気をつける必要があります。お風呂上がりに扇風機の冷風を長時間浴びると、湯冷めして風邪をひいてしまう可能性があります。あくまでも緊急的な方法と考えるのがよいでしょう。
浴室乾燥で髪を乾かすメリットとデメリット
浴室乾燥もドライヤーの代用品になります。浴室乾燥は温風で浴室全体を暖めながら湿気を排出するため、髪を効率良く乾かすことが可能です。
浴室乾燥のメリット
浴室乾燥のメリットはパワーの強さです。ドライヤーよりも広範囲に温風が届くため、髪全体をスピーディーに乾燥させられます。
浴室乾燥なら冬場でも体を冷やすことなく、暖かな環境で髪を乾かせます。タオルドライ後、浴室で過ごすだけで髪が乾いていくため手間もかかりません。
浴室乾燥のデメリット
浴室乾燥はドライヤーと比較して消費電力が大きいため、頻繁に使用すると電気代が高くなる可能性があります。タオルドライを徹底して髪が乾く時間を短くするなどの工夫が必要です。
夏場に浴室乾燥を使うと、室温が上がりすぎてのぼせてしまう可能性があります。体調によっては気分が悪くなることもあるため、長時間の使用は避けるべきです。あくまでドライヤーが使えない時の緊急手段として活用しましょう。
布団乾燥機で代用する際のポイント

布団乾燥機もドライヤーがない時の代用品として活躍します。布団乾燥機を使用する際は、まずしっかりとタオルドライを済ませておきましょう。その後、布団乾燥機のノズルを安定した場所に固定し、髪から30cm以上離して温風を当てます。
一箇所に集中して風が当たらないよう、頭を動かしたり手で髪を動かしたりしながら全体を乾かすのがコツです。
布団乾燥機を使用する際、温度が高すぎたり長時間使用したりすると、髪が乾燥しすぎてパサつきの原因になることがあります。髪の状態をこまめに確認しながら、必要最低限の時間で使用しましょう。
やけどの危険もあるため、ノズルの先端には直接触れないようにしてください。
ドライヤーがない時の対処法と注意点

ドライヤーなしで髪を乾かす際の注意点として以下の内容を解説します。
- ドライヤーがない時、前髪はどうする?
- ヘアアイロンはNG
- ファンヒーターはやりすぎに注意
- おすすめのドライヤー3選
ドライヤーがない時、前髪はどうする?
前髪は根元にクセがつきやすいため、濡れたまま放置するとはねたりぱっくりと分かれたりしてしまいます。顔の印象を大きく左右する前髪は、ドライヤーがない時でも丁寧に乾かしたい部分です。
ドライヤーがない場合、まずはタオルドライで前髪の根元の水分を徹底的に取り除きましょう。指の腹を使って、頭皮を優しくマッサージするように拭くと、水分が取れやすくなります。
その後、粗目のコームや手ぐしで理想の毛流れとは逆の方向に前髪をとかします。いつも右に流しているなら左に向かってとかすことで、根元が立ち上がりクセがつきにくくなります。これを左右両方から数回繰り返したあと、最後に本来流したい方向に整えましょう。
このひと手間を加えるだけで自然乾燥でも前髪がぺたんとせず、ふんわりとした仕上がりを維持しやすくなります。
ヘアアイロンはNG

濡れた髪にヘアアイロンを使用するのは絶対に避けるべきです。髪に深刻なダメージを与える、非常に危険な行為といえます。
髪が濡れている時、表面を覆うキューティクルは開いた状態にあります。この無防備な髪に100℃を超える高温のヘアアイロンを当てると、髪内部の水分が一気に蒸発します。
この現象は「水蒸気爆発」とも呼ばれ、キューティクルを激しく傷つけるだけでなく、髪の内部構造まで破壊してしまうのです。
水蒸気爆発が起こると髪のタンパク質が変性し、枝毛や切れ毛、深刻なパサつきの原因となります。一度傷んでしまった髪は元に戻らないため、修復するにはその部分をカットするしかありません。
ファンヒーターはやりすぎに注意
冬場に活躍するファンヒーターも、温風が出るためドライヤーの代わりになりそうだと考えがちです。確かに髪を乾かすことは可能ですが、使用には細心の注意が必要です。
ファンヒーターの温風はドライヤーと比べて温度のコントロールが難しく、かなりの高温になる場合があります。髪に近づけすぎたり、同じ場所に長時間温風を当て続けたりすると、髪の水分が奪われすぎてオーバードライ(過乾燥)の状態になります。
オーバードライは髪のパサつきやゴワつき、静電気の原因です。
最も注意すべきはやけどや火事の危険性です。髪がヒーターの送風口に吸い込まれたり、熱源に直接触れたりすると、大事故につながりかねません。
ファンヒーターを代用する場合は1メートル以上の安全な距離を保ち、短時間で済ませるようにしてください。体や髪を温める補助的な役割と捉え、メインの乾燥方法はあくまでタオルドライと考えるのが安全です。
おすすめのドライヤー3選

ドライヤーが故障してしまっている場合は、できるだけ早く新しいものを用意することをおすすめします。ここでは、機能や特徴が異なるおすすめのドライヤーを3つ紹介します。
Nobby by TESCOM|NIB400A
多くの美容室で採用されているプロ用ブランド「Nobby」の家庭用モデルです。業務用で培われた高い耐久性とパワフルな風量が特徴で、速乾性を重視する方には特におすすめです。
マイナスイオンとプラスイオンを同時に放出する「プロテクトイオン」で、静電気を抑制し、髪の広がりを抑えてツヤを与えます。プロ仕様の信頼性を、家庭でも実感できる一台です。
ReFa|BEAUTECH DRYER SMART W
サロン帰りのような「レア髪」を再現するReFaの技術はそのままに、大幅な小型・軽量化を実現した人気モデルです。独自のセンシング技術で髪の温度を60度以下に保ち、熱ダメージから保護。コンパクトで扱いやすくデザイン性も高いため、ドライヤーの時間が楽しくなります。
KINUJO|Hair Dryer
約363gという超軽量設計ながら、2.2㎥/分という大風量を実現したプロ仕様モデル。遠赤外線効果で髪の芯から素早く乾かし、まとまりの良いツヤ髪へ導きます。機能性を追求しつつ、デザインもシンプルで美しいことから、本物志向の方に喜ばれる一台です。
ドライヤーがない時の対処法:まとめ

この記事ではドライヤーが使えない時の具体的な対処法を解説しました。基本は丁寧なタオルドライを徹底して行うことで乾燥時間を大幅に削減できます。
扇風機や浴室乾燥も状況に応じて活用できます。ただし、濡れた髪へのヘアアイロンの使用は髪をひどく傷めるため絶対に避けましょう。
- ドライヤーがない時はまずタオルドライを徹底する
- 吸水性の高いマイクロファイバータオルが有効
- 髪をこすらず優しく押さえるように水分を取る
- 根元から乾かすのが早く乾かすコツ
- 扇風機は熱ダメージがないが体が冷えやすい
- 扇風機を使う際は髪の巻き込みに注意する
- 浴室乾燥はパワフルだが電気代が高くなる
- ファンヒーターはやけどや過乾燥のリスクがある
- 濡れた髪にヘアアイロンの使用は絶対NG
- 水蒸気爆発により髪に深刻なダメージを与える
- 前髪はクセがつきやすいため丁寧に乾かす
- 自然乾燥はキューティクルが開き髪が傷みやすい
- 頭皮の雑菌繁殖やニオイの原因にもなる
- ドライヤーの故障に備え早めの買い替えがおすすめ
- 自分に合ったドライヤーを選ぶことが美髪の基本


