スマートウォッチを足首につけても大丈夫?精度と注意点を徹底解説

スマートウォッチを足首につけても大丈夫?精度と注意点を徹底解説
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スマートウォッチを手首ではなく、足首につけても大丈夫なのか.疑問に思ったことはありませんか?仕事の都合で腕に装着できなかったり、スポーツの際に邪魔に感じたりと、腕以外の場所で活用したいと考える方は多くいます。

この記事では、フィットネストラッカーを足首で使う際のメリットや注意点、さらには手首以外につける選択肢まで、様々な角度から解説します。記事を読めば、あなたのライフスタイルに合わせた最適なスマートウォッチの活用法が見つかるはずです。

この記事のポイント
  • スマートウォッチを足首につけるメリットとデメリット
  • 手首以外の場所での計測精度や注意点
  • 主要ブランド製品の足首装着への対応状況
  • 足首装着に適したバンドや製品の選び方

スマートウォッチを足首につけても大丈夫なのか

スマートウォッチを足首につけても大丈夫なのか
家電ステーション:イメージ

スマートウォッチを足首につけることについて以下の内容を解説します。

  • フィットネストラッカーを足首で使うメリット
  • 足首での血圧測定は正確にできる?
  • スマートウォッチ足首につける際の注意点
  • 腕以外の装着方法と注意点
  • 二の腕につける場合の計測精度

フィットネストラッカーを足首で使うメリット

フィットネストラッカーやスマートウォッチを足首に装着することには、手首での使用にはないいくつかの利点が存在します。スマートウォッチを足首で使うメリットは以下のとおりです。

  • 歩数計測の精度が向上する場面がある
  • 運動や作業の邪魔にならない
  • 他の腕時計と併用できる

歩数計測の精度が向上する場面がある

最大のメリットとして、特定の状況下で歩数計測の精度が向上する可能性が挙げられます。スマートウォッチは手首が動かない状況では歩数計測の精度が下がります。多くの活動量計は腕の振りを検知して歩数をカウントするからです。

足首に装着すれば、腕の動きに関係なく歩行そのものを直接検知できるため、より正確な歩数を記録することが可能になります。

運動や作業の邪魔にならない

ボクシングやケトルベルトレーニングのように、手首に物があると邪魔になったり、器具と接触してしまったりするスポーツがあります。このような運動を行う際に、活動量計を足首に移動させることで、パフォーマンスに集中できるというメリットがあります。

医療従事者や食品工場で働く方々のように、衛生面や安全上の理由から手首にアクセサリーを装着できない職種の人もいます。そのような人でも足首にスマートウォッチを装着すれば、活動データを記録し続けられます。

目立ちにくく、他の腕時計と併用できる

お気に入りの腕時計をつけたいけれど、健康管理のために活動量計も身につけておきたい、という方もいるでしょう。その際、両手首に時計をするのは抵抗があるかもしれませんが、活動量計を足首につければ、ファッション性を損なうことなく両立が可能です。

長ズボンを履いていれば、外からはほとんど見えないため、ビジネスシーンなどでも目立たずに使用できます。

足首での血圧測定は正確にできる?

足首での血圧測定は正確にできる?
家電ステーション:イメージ

スマートウォッチを足首に装着した場合、血圧測定は正確にできるのでしょうか?現状では「足首での正確な血圧測定は非常に困難であり、メーカーも推奨していない」のが実情です。

スマートウォッチに搭載されている血圧測定機能は、光学式センサーを用いて手首の血流の変化を読み取るものが主流です。

足首は手首と比べて骨格が複雑で、皮膚も厚く、センサーが血管に適切に密着しにくいという特徴があります。そのため、手首での測定を前提としたデバイスを足首で使用しても、センサーが正確なデータを取得できず、信頼性の低い数値が表示される可能性が高いと考えられます。

実際に、血圧測定機能を搭載した一部のモデルでは、正確性を維持するためにカフ式の血圧計を使って定期的に「キャリブレーション(校正)」を行う必要がありますが、このプロセスも手首で行うことが前提です。足首での利用は想定されていません。

健康状態を正確に把握する目的で血圧を測定したい場合は、必ずメーカーの指示に従って手首の正しい位置に装着するか、医療機器として認証された血圧計を使用することが推奨されています。

スマートウォッチ足首につける際の注意点

スマートウォッチ足首につける際の注意点
家電ステーション:イメージ

スマートウォッチを足首に装着することはメリットがある一方で、いくつかの注意点を理解しておく必要があります。安全かつ快適に使用するために、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 一部の計測精度が低下する可能性
  • バンドの長さと装着感
  • 物理的に損傷しやすい
  • リアルタイムでの確認と通知

一部の計測精度が低下する可能性

歩数計測の精度向上とは対照的に、心拍数の計測精度は低下する傾向にあります。スマートウォッチの心拍数センサーは、皮膚の薄い手首で毛細血管の血流を光で読み取るように設計されています。

足首は手首に比べて骨や腱が多く、センサーが皮膚にぴったりと密着しにくい場所です。特に運動中は動きによってさらに隙間ができやすく、正確な心拍数を捉えるのが難しくなります。安静時の心拍数はおおむね計測できる場合もありますが、トレーニングの指標として活用するには信頼性が低いと考えた方がよいでしょう。

バンドの長さと装着感

多くのスマートウォッチに付属しているバンドは手首用のため、足首に巻くには長さが足りないケースがほとんどです。無理に短いバンドで装着すると、血行を妨げたり、皮膚を傷つけたりする原因になりかねません。

足首に装着する場合は、長めの交換用バンドや、専用のアンクルバンドを用意することをおすすめします。

物理的に損傷しやすい

足首は手首よりも地面に近く、歩行中や着席時などに机の脚や椅子、ドアなどにぶつけやすい位置です。そのため、スマートウォッチ本体のディスプレイや側面に傷がついたり、破損したりするリスクが高まります。

特に活動的な環境で使用する場合は、保護ケースやフィルムの利用を検討すると安心です。

リアルタイムでの確認と通知

運動中のデータや着信通知などをリアルタイムで確認したい場合、足首装着は不向きです。いちいち体勢を変えて確認するのは現実的ではありません。

運動後にまとめてデータを確認する使い方であれば問題ありませんが、リアルタイムでデータを確認したい場合は手首装着が適しています。

腕以外の装着方法と注意点

腕以外の装着方法と注意点
家電ステーション:イメージ

スマートウォッチの装着場所は、手首や足首だけではありません。ライフスタイルや目的に応じて、他の場所に装着する方法も存在します。それぞれの方法のメリットと注意点を解説します。

装着場所メリットデメリット・注意点
二の腕・運動中にずれにくく安定感がある
・心拍数計測の精度が比較的高め
・日常的な着脱が不便
・画面の確認に手間がかかる
腰(クリップ)・歩数計測の精度が高い
・両腕が完全に自由になる
・心拍数や睡眠データは計測不可
・落下や紛失のリスクがある
ポケット/カバン・手軽に持ち運べる・歩数計測の精度が最も低い
・心拍数などの身体データは一切計測不可
ネックレス/懐中時計・アクセサリーとして楽しめる・計測機能はほぼ期待できない
・歩数も正確にはカウントされない

このように、装着場所によって得られるデータや利便性が大きく異なります。歩数だけを記録したいのか、心拍数や睡眠といった詳細なデータまで必要なのか、ご自身の目的を明確にして最適な装着方法を選ぶことが鍵となります。

例えば、運動中の正確な心拍数データを重視するなら二の腕、仕事中は歩数さえ記録できればよいという方は腰クリップ、といった使い分けが考えられます。

二の腕につける場合の計測精度

運動時のデータ精度を重視する方にとって、二の腕への装着は非常に有効な選択肢となります。二の腕にスマートウォッチを着用するメリットは以下のとおりです。

  • 心拍数計測の安定性
  • 装着の安定感

心拍数計測の安定性

二の腕は手首と比較して筋肉や脂肪が多く、骨や腱の凹凸が少ないため、スマートウォッチのセンサーが皮膚に均一に密着しやすいという利点があります。腕を激しく動かす運動中でも、センサーが安定して血流を読み取り、信頼性の高い心拍数データが得られる可能性があります。

実際に、一部のスポーツに特化したウェアラブルデバイスでは、胸部に装着する心拍センサーに次いで、二の腕に装着するアームバンド型のセンサーが高い精度を持つとされています。

装着の安定感

手首に比べて太さがある二の腕はバンドをしっかりと固定しやすく、運動中にデバイスがずれたり回転したりするのを防ぎます。これにより、計測が中断されるリスクを減らし、継続的に安定したデータを記録することにつながります。

ただし、日常的に二の腕にスマートウォッチを装着するのは現実的ではありません。長袖の服の下では操作が困難ですし、圧迫感から不快に感じることもあります。二の腕への装着は、主にトレーニングやスポーツを行う時間帯に限定しましょう。

スマートウォッチを足首につけても大丈夫か製品別に解説

スマートウォッチを足首につけても大丈夫か製品別に解説
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  • garminを足首につける設定と方法
  • fitbit足首バンドの種類と選び方
  • チョコザップのヘルスウォッチは足首でも使える?
  • おすすめの足首用スマートウォッチ

garminを足首につける設定と方法

高機能なGPSウォッチで人気のGarmin(ガーミン)製品を、足首で使いたいと考える方も多いでしょう。

まず、Garminのデバイスや公式アプリ「Garmin Connect」には、装着場所を「足首」に切り替えるような特別な設定項目は存在しません。システム上は手首に装着しているものとしてデータが処理されます。

そのため、Garminを足首で利用する際は、物理的な装着方法を工夫する必要があります。多くのモデルで採用されているシリコンバンドは、手首用のため足首には長さが足りません。対応策としては、以下のような方法が考えられます。

  1. ナイロン製などの長い互換バンドを利用する
    伸縮性のあるナイロンループ式のバンドや、長めに作られたサードパーティ製のバンドに交換することで、足首への装着が可能になります。
  2. 専用のアーム/アンクルバンドを利用する
    Amazonなどのオンラインストアでは、Garminの本体を収納できるアームバンドやアンクルバンドが販売されています。これらを利用すれば、確実に装着できます。

装着する際は、くるぶしの骨など硬い部分を避け、アキレス腱の横など、比較的柔らかくセンサーが密着しやすい場所を選ぶのがポイントです。

ただし、心拍数などの光学センサーで計測するデータの精度は保証されないため、主に歩数計やGPSロガーとしての利用が中心になると理解しておくのがよいでしょう。

fitbitの足首バンドの種類と選び方

fitbitの足首バンドの種類と選び方
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Fitbit(フィットビット)は、スリムなトラッカータイプのモデルが多いため足首装着との相性が良く、サードパーティから専用の足首バンドが豊富に販売されているのが特徴です。

fitbitの足首バンドの主な種類

Fitbit用の足首バンドは、主に以下のようなタイプがあります。

  • メッシュポーチ型
    通気性の良いメッシュ素材のポーチにFitbit本体を入れ、足首に巻き付けるタイプです。肌に直接本体が触れないため、かぶれにくいというメリットがあります。
  • シリコン/ナイロンバンド型
    通常の腕時計バンドのように、Fitbit本体を直接はめ込んで使用するタイプです。長めに作られており、足首にフィットします。

fitbitの足首バンドの選び方のポイント

足首バンドを選ぶ際は、以下の点を確認することが大切です。

  • 対応モデルを確認する
    FitbitはCharge、Inspire、Luxe、Versaなど多くのモデルがあり、それぞれ本体の形状が異なります。必ずご自身の持っているモデル名に対応したバンドを選んでください。
  • 素材を確認する
    汗をかく運動中に使用することが多い場合は、速乾性のあるナイロンや通気性の良いメッシュタイプがおすすめです。
  • 留め具のタイプを確認する
    着脱のしやすさを重視するなら、マジックテープ(面ファスナー)式が便利です。しっかりと固定したい場合は、バックル式を選ぶとよいでしょう。

これらのバンドを活用することで、Fitbitをより快適に足首で利用することが可能になります。

チョコザップのヘルスウォッチは足首でも使える?

コンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」に入会すると特典としてもらえるヘルスウォッチと体組成計は、日々の健康管理を手軽に始めるきっかけとして人気です。

ヘルスウォッチを足首で使うことについて、公式には推奨されていません。付属しているバンドも手首専用のサイズのため、そのままでは足首に装着することは困難です。

しかし、物理的には装着が可能な場合があります。このヘルスウォッチがFitbit Inspireシリーズなど、既存の活動量計と互換性のある形状をしていれば、他社製の足首用バンドに付け替えて装着できる可能性があります。

ただし、心拍数などの計測精度が保証されないことはもちろん、万が一の破損や紛失についても保証の対象外となる可能性が高いです。歩数計として割り切って使用する場合の一つの選択肢として考えられますが、リスクを理解した上で試す必要があります。

足首に装着するならスマートバンドがおすすめ

足首に装着するならスマートバンドがおすすめ
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足首にスマートウォッチを装着したいと考えた場合、実はApple Watchのような多機能な「スマートウォッチ」よりも、スリムで軽量な「スマートバンド」や「フィットネストラッカー」と呼ばれるタイプの製品が圧倒的におすすめです。

足首は手首よりも動きが大きく、日常の動作で椅子や机の脚にぶつけてしまうことも少なくありません。大きなディスプレイを持つスマートウォッチは、足首では邪魔に感じやすく、破損のリスクも高くなってしまいます。

一方で、スマートバンドは細く軽いデザインのため、装着していることを忘れるほど自然で、活動の妨げになりにくいのです。

ここでは、足首装着に適した代表的なスマートバンドを3つ紹介します。

Fitbit|Inspire 3

非常にスリムかつ軽量で、終日装着していてもほとんど気にならないのが最大の魅力です。睡眠記録の精度にも定評があり、歩数や心拍数といった基本的な活動記録を高いレベルでこなします。

世界的に人気があるため、他社製の多種多様な足首用バンドが販売されており、簡単に入手できる点も大きなメリットです。

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Garmin|vívosmart 5

vívosmart 5はFitbit Inspireシリーズよりは少し幅がありますが、その分ディスプレイが大きく、文字が見やすいのが特徴です。

Garminの高い信頼性を持つ活動記録機能を手軽に利用でき、日々の健康管理には十分な性能を備えています。こちらもサードパーティ製のバンドを見つけることが可能です。

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Xiaomi|Smart Band 10

圧倒的なコストパフォーマンスで人気のシリーズです。基本的な活動記録機能はもちろん、最新モデルでは専用アクセサリーとして、靴紐に取り付ける「ランニングクリップ」も用意されています。

これにより、歩幅や接地時間といった、より本格的なランニングデータの計測も可能になり、まさに「足で使う」ことに特化した活用法が公式に提案されているユニークな製品です。

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スマートウォッチを足首につけても大丈夫か:まとめ

スマートウォッチを足首につけても大丈夫か:まとめ
家電ステーション:イメージ

今回は、スマートウォッチを足首につける際のメリットや注意点、製品の選び方などについて多角的に解説しました。足首にスマートウォッチを着用したい人には「スマートバンド」の購入がおすすめです。

スマートバンドであれば、スマートウォッチよりも安価で最低限の機能がついたものが手に入りますよ。

この記事のまとめ
  • スマートウォッチの足首装着は多くの場面で可能
  • 歩数計測は手首が動かない状況でより正確になる場合がある
  • 運動中や作業時に手首の邪魔にならないのがメリット
  • 心拍数の計測精度はセンサーが密着しにくく低下する傾向
  • 足首での正確な血圧測定は推奨されていない
  • リアルタイムでの画面確認や操作は困難になる
  • 付属の手首用バンドでは長さが足りないことがほとんど
  • 長めの交換バンドや専用の足首用バンドの利用がおすすめ
  • 装着時はくるぶしの骨を避けてセンサーを密着させるのがコツ
  • 地面に近いため本体を傷つけるリスクは高まる
  • Garmin製品もバンド交換で足首装着は可能だが公式設定はない
  • Fitbitはサードパーティ製の足首バンドが豊富
  • チョコザップのヘルスウォッチも自己責任でバンド交換すれば装着可能
  • 足首装着には大型のウォッチよりスリムなバンド型が適している
  • どの機能を優先するか目的を明確にして活用法を選ぶことが大切

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