電動髭剃りで脇毛を処理してもいい?正しい処理方法と注意点を解説

普段使っている髭剃りで、ついでに脇毛も処理したいと考えたことはありませんか?しかし、安易な自己処理はトラブルの原因となる場合があります。
この記事では、おすすめの脇毛用カミソリの選び方から、人気の電気シェーバーを使った安全な処理方法まで、あなたの疑問を解消していきます。正しい知識を身につけ、清潔感のある快適な日々を手に入れましょう。
- 髭剃りで脇毛を剃る際の正しい手順と注意点
- 脇毛処理で起こりやすい肌トラブルの原因と対策
- カミソリやボディシェーバーなど最適なツールの選び方
- 脇毛を処理するメリットとデメリット
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髭剃りで脇毛を処理する際のリスクと対策

- 電動髭剃りで脇毛は剃れる?
- ツルツルに仕上げる脇の剃り方
- 電動髭剃りで脇毛を剃る際の注意点
- 男性で脇毛を剃らないほうがいいケース
- 剃り残しによるブツブツを防ぐ方法
電動髭剃りで脇毛は剃れる?
電動髭剃りで脇毛を剃ることは不可能ではありません。しかし、推奨される方法ではありません。髭剃りはあくまでも顔の髭を剃るために設計されており、脇のようなデリケートで複雑な部位には不向きだからです。
髭は硬く短い毛ですが、脇毛はそれよりも長く柔らかいです。髭用のシェーバーでは長い毛が刃に絡まりやすく、モーターに負担をかけたり、毛が引っ張られて痛みを感じたりする可能性があるのです。
顔の皮膚と脇の皮膚とでは薄さや柔らかさが異なります。脇は皮膚が薄くて凹凸があるため、平面を剃ることを想定した髭剃りの刃を当てると、皮膚を巻き込んで傷つけてしまうリスクが高まります。とくに、外刃の網目が大きい往復式のシェーバーは注意が必要です。
顔と脇では常在菌の種類も異なるため、同じシェーバーを使い回すことで、肌トラブルの原因菌を移動させてしまう可能性もあります。脇毛の処理には、脇毛や体毛の処理に特化した専用のツールを使用することが望ましいと考えられます。
ツルツルに仕上げる脇の剃り方

自己処理で脇をツルツルに仕上げるには、肌への負担を最小限に抑えながら、ていねいな手順を踏むことが鍵となります。脇をきれいに剃る方法は以下のとおりです。
- 事前準備:カットと軟化
- シェービング:ジェルを使い優しく剃る
事前準備:カットと軟化
脇毛が長いままカミソリやシェーバーを当てると、刃に毛が絡まってスムーズに剃れません。まずはハサミやボディトリマー(ボディシェーバー)のアタッチメントを使って、1cm程度の長さにカットしておくと、格段に処理しやすくなります。
次に、肌と毛を温めて柔らかくします。入浴中やシャワーの後が最も適したタイミングです。入浴中は毛が水分を含んで柔らかくなるため、刃の滑りが良くなり、肌へのダメージを軽減できます。
シェービング:ジェルを使い優しく剃る
清潔にした脇にシェービングジェルやフォームをたっぷりと塗布します。これは刃の滑りを助けるだけでなく、肌を保護するクッションの役割も果たします。ボディーソープで代用する方もいますが、保湿成分や肌を保護する成分が少ないため、専用のシェービング剤の使用が望ましいです。
脇を剃る際は腕を頭の後ろに回すようにして、脇の皮膚をしっかりと伸ばし、平らにすることがポイントです。脇毛は生えている方向がバラバラなので、一方向から剃るだけでは剃り残しが発生します。
毛の流れに沿って剃る「順剃り」や、流れに逆らって剃る「逆剃り」を組み合わせ、上下左右、斜めと、様々な角度から優しく刃を当てていきましょう。一度に剃り切ろうとせず、細かくカミソリを動かすのがコツです。
アフターケア:冷却と保湿
剃り終わったら、シェービング剤や剃った毛をぬるま湯でていねいに洗い流します。このとき、熱いお湯は肌への刺激となるため避けてください。
シェービング後の肌は、目には見えない細かい傷がついてデリケートな状態です。タオルで優しく水分を拭き取った後、冷たいタオルや保冷剤を当てて、肌のほてりを鎮めましょう。
最後にアルコール成分の入っていない低刺激の化粧水やボディローション、保湿クリームなどで、たっぷりと保湿してください。
電動髭剃りで脇毛を剃る際の注意点

電動髭剃りの使用は推奨されませんが、緊急時などでやむを得ず使用する場合には、いくつかの注意点を守ることでリスクを低減できます。電動髭剃りで脇毛を剃る注意点は以下のとおりです。
- シェーバーは清潔な状態にしておく
- 肌への当て方に気をつける
- プレシェーブローションの使用も検討する
- 保湿ケアを徹底する
シェーバーは清潔な状態にしておく
使用するシェーバーは必ず清潔な状態にしておきましょう。使用前後に刃を洗浄し、アルコールなどで消毒することを心がけてください。皮脂や角質が付着したままだと雑菌が繁殖し、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因になります。
肌への当て方に気をつける
電動髭剃りの肌への当て方にも注意が必要です。脇の皮膚は非常にデリケートなため、シェーバーを強く押し付けるのは避けてください。肌を傷つけ、カミソリ負けや色素沈着につながる可能性があります。肌の上を優しく滑らせるように、軽い力で動かすことが重要です。
プレシェーブローションの使用も検討する
プレシェーブローションの使用も有効です。シェービング剤が使えないドライタイプの電動シェーバーの場合でも、プレシェーブローションを塗布することで肌の滑りを良くし、毛を立ち上がらせて剃りやすくする効果が期待できます。
保湿ケアを徹底する
脇毛処理後の保湿ケアはカミソリ使用時と同様に徹底してください。電動シェーバーであっても肌の角質は削られて乾燥しやすくなっているため、低刺激の保湿剤でしっかりと肌を保護することが、健やかな状態を保つために不可欠です。
男性で脇毛を剃らないほうがいいケース

清潔感やニオイ対策の観点から脇毛処理のメリットは大きいですが、すべての人に推奨されるわけではありません。とくに、以下のようなケースでは、無理に剃らないほうが良い選択となる場合があります。
- 肌が敏感
- カミソリ負けを頻繁に起こす
- 脇毛処理の手間が大きなストレスに感じる
肌が敏感
肌が敏感な方は脇毛を剃らない方が良いかもしれません。カミソリやシェーバーの刃が触れる物理的な刺激やシェービング剤の化学的な刺激によって、症状が悪化してしまう恐れがあります。
肌が敏感な方は自己判断で処理を行う前に、まずは皮膚科の専門医に相談することをおすすめします。
カミソリ負けを頻繁に起こす
カミソリ負けを頻繁に起こす、あるいは処理後に強いかゆみや赤みが必ず出てしまう方も脇毛の処理を無理に続ける必要はありません。肌トラブルを繰り返すことは、皮膚へのダメージを蓄積させ、黒ずみの原因にもなります。
脇毛処理の手間が大きなストレスに感じる
処理の手間が大きなストレスに感じる方も、剃らないという選択肢は考えられます。無理に処理をしてストレスを溜めるよりも、デオドラント製品を効果的に使用するなど、他の方法で清潔感を保つ工夫をするほうが、精神的な健康には良いでしょう。
剃り残しによるブツブツを防ぐ方法
脇を処理した後に見られるブツブツの主な原因は、「埋没毛(まいぼつもう)」と「毛嚢炎(もうのうえん)」の二つです。これらを防ぐためには、日頃のケアが大切になります。
埋没毛は剃った毛の先端が皮膚の表面に出られず、皮膚の下で成長してしまう状態です。自己処理によって肌の角質層が傷つき、毛穴の出口が塞がれてしまうことで起こりやすくなります。
埋没毛を防ぐにはシェービングによる肌へのダメージを最小限にすることが基本です。切れ味の悪い刃を使ったり、力を入れて何度も同じ場所を剃ったりするのは避けましょう。
毛嚢炎は毛穴の奥にある毛根を包む部分(毛包)が、ブドウ球菌などの細菌に感染して炎症を起こす症状です。シェービングでできた目に見えない小さな傷から細菌が侵入することで発生します。
対策としては、処理に使うカミソリやシェーバーを常に清潔に保つことが第一です。使用後はしっかり洗浄・乾燥させ、湿気の多い場所に放置しないでください。
肌トラブルを防ぐ共通の対策として、処理後の保湿が非常に効果的です。肌が潤っているとターンオーバーが正常に働いて角質が厚くなりにくいため、埋没毛のリスクが減ります。肌のバリア機能が高まることで、細菌の侵入も防ぎやすくなります。
髭剃りより快適な脇毛処理!最適な選択肢

- 脇毛処理はボディシェーバーもおすすめ
- メンズの脇毛処理におすすめのカミソリ
脇毛処理はボディシェーバーもおすすめ
髭剃りでの代用にリスクがあることを考えると、男性の脇毛処理において最もバランスの取れた選択肢の一つが「ボディシェーバー(ボディトリマー)」です。ボディシェーバーは、その名のとおり体毛の処理に特化して設計されており、安全性と使いやすさの面で大きなメリットがあります。
ボディシェーバーの最大の特徴は、刃が直接肌に触れにくい構造になっている点です。多くの製品にはスキンガードが付いており、デリケートな脇の皮膚を傷つけるリスクを大幅に低減できます。
ここでは脇毛処理におすすめのボディシェーバーを3つ紹介します。
パナソニック ボディトリマー ER-GK83
長年人気の定番モデルが進化した、パワフルさと使いやすさを両立した最新機種です。最大の特長は、従来比でトルクが約1.4倍に進化した「パワフルモーター」を搭載した点です。これにより、男性の太く濃い毛もスムーズにカットし、より快適な処理を実現します。
好評だった持ちやすい「I字シェイプ」や、3〜12mmまで1mm刻みで長さ調整ができる「ダイヤル式長さそろえアタッチメント」は継承しており、自分好みの自然な仕上がりを追求できます。防水設計でお風呂剃りや丸洗いに対応しているため、衛生面も安心です。
ブラウン ボディグルーマー5 BG5360
腕や脚など広範囲のムダ毛を効率良く処理したい方におすすめなのが、T字型のブラウン「ボディグルーマー5」です。ブラウン独自の「スキンシールドテクノロジー」を搭載しており、刃が肌に直接触れにくい設計で、デリケートな部分も優しく保護しながらしっかりと剃り上げます。
アタッチメントは、短い毛用の1mmコームと、3〜11mmまで調節可能なスライド式コームが付属し、ツルツルに仕上げることから自然な長さを残すことまで幅広く対応可能です。約1時間の充電で約100分間コードレスで使用できるリチウムイオン電池を搭載しているため、一度の充電で全身のケアを完了させやすいのも魅力です。
フィリップス ボディーグルーマー 7000シリーズ BG7020/15
シェービング(剃る)とトリミング(整える)を一台で完結できる一体型モデルです。本体の一方には体の凹凸にしっかり密着する4D可動ヘッドのシェーバー、もう一方には5段階の長さに調節できるトリマーが搭載されており、アタッチメントを交換する手間なく両方の機能を使えます。
腕や脚はシェーバーでツルツルに、デリケートゾーンはトリマーで好みの長さに整えるといった使い分けがスムーズに行えるのが最大の特長です。刃が自動で研磨されるため切れ味が長持ちし、お手入れの手間が少ない点も評価されています。機能性と利便性を両立させたい方に適した製品です。

メンズの脇毛処理におすすめのカミソリ

ボディシェーバーがおすすめである一方、「やはりカミソリでツルツルに深剃りしたい」という方も多いでしょう。その場合は髭剃り用ではなく、「ボディ専用」のカミソリを選ぶことが重要です。
ボディ用カミソリは、体の凹凸やカーブに合わせて設計されており、脇毛処理にも適した機能が備わっています。ここでは、脇毛処理におすすめのカミソリを3つ紹介します。
ジレット プログライド
5枚刃と、顔の凹凸に密着するフレックスボールテクノロジーが特徴的な製品です。この機能はすねや膝周りのような体のカーブにもしっかりとフィットし、剃り残しを減らします。刃の前後に搭載された潤滑ジェルスムーサーが、肌を守りながらなめらかな剃り心地を実現します。
Schick ハイドロ5 プレミアム
肌への負担軽減を追求したモデルです。刃と刃の間隔を狭めることで肌への食い込みを抑え、ジェルが溶け出す「ハイドログライドジェル」が摩擦を軽減します。肌がデリケートでありながら、しっかりとした深剃りを両立させたい方におすすめです。
フェザー サムライエッジ

日本の刃物メーカーが開発した製品で、独立して動く3枚刃が肌のあらゆる曲面にフィットします。刃先にかかる圧力を分散させる「マイルドブレイド機構」により、肌に優しい深剃りを可能にしています。日本人男性の肌質を考慮して設計されている点も特徴的です。
髭剃りで脇毛を剃ることに関するよくある質問

- 脇毛を剃るデメリットはありますか?
- 脇毛処理で剃り残しが発生するのはなぜ?
脇毛を剃るデメリットはありますか?
脇毛を剃ることには清潔感を保ち、ニオイを軽減するといったメリットがある一方で、いくつかのデメリットやリスクも存在します。脇毛を剃るデメリットは以下のとおりです。
- 肌への負担がかかる
- 埋没毛や色素沈着のリスクがある
- 処理後のチクチク感がある
- 手間とコストがかかる
肌への負担がかかる
カミソリやシェーバーを使う行為は、少なからず肌の表面にある角質層を削り取ってしまいます。肌のバリア機能が低下して乾燥や赤み、かゆみ、ヒリヒリ感といった「カミソリ負け」の状態を引き起こしやすくなるのです。
埋没毛や色素沈着のリスクがある
埋没毛や色素沈着のリスクもあります。不適切な処理は毛が皮膚の下に埋もれてしまう埋没毛の原因となります。脇毛処理による刺激が繰り返されると、肌が防御反応としてメラニン色素を生成し、脇の黒ずみ(炎症後色素沈着)につながることもあります。
処理後のチクチク感がある
処理後のチクチク感も脇毛処理のデメリットの一つです。剃った毛は断面が鋭くなるため、少し伸びてくると下着や服と擦れて不快なチクチク感を感じることがあります。とくに、毛が濃い方ほど感じやすい傾向にあります。
手間とコストがかかる
脇毛の処理は継続的な手間とコストがかかります。毛は剃ってもまた生えてくるため、綺麗な状態を維持するには定期的な処理が必要です。カミソリの替え刃やシェービング剤の購入など、長期的に見るとコストもかさんできます。
脇毛処理で剃り残しが発生するのはなぜ?

ていねいに処理したつもりでも、脇毛に剃り残しが発生しやすいのには、明確な理由がいくつか存在します。脇毛処理の剃り残しが発生する理由は以下のとおりです。
- 脇の形状の複雑さ
- 毛の生え方が一定でない
- 事前の準備不足
脇の形状の複雑さ
脇の下は平らではなく、くぼんでいたり、しわが寄っていたりと凹凸に富んでいます。腕をしっかり上げたつもりでも、皮膚がたわんで刃が届きにくい部分ができてしまい、それが剃り残しにつながるのです。
鏡を使って確認しながら、カミソリを持つ手とは反対の手で皮膚を引っ張り、なるべく平らな面を作って剃ることが対策となります。
毛の生え方が一定でない
腕や脚の毛は比較的同じ方向に生えていることが多いですが、脇毛は上下左右、あらゆる方向に向かって生えています。
一方向から剃っただけでは、寝ている毛や逆方向の毛を捉えきれず、剃り残してしまいます。様々な角度から刃を当てる多方向からのシェービングが不可欠です。
事前の準備不足
長い毛をカットせずに脇を剃り始めると、刃に毛が詰まって切れ味が著しく低下します。切れ味の悪い刃では、毛を根元から捉えられず、中途半端な長さで残ってしまうのです。
処理前の一手間を惜しまないことが、仕上がりの質を大きく左右します。
髭剃りでの脇毛処理:まとめ

髭剃りで脇毛を処理することは可能ですが、カミソリ負けや埋没毛などの肌トラブルを招くリスクが伴います。失敗を防ぐには、毛を短くカットする事前準備、シェービング剤の活用、そして処理後のていねいな保湿が不可欠です。
より安全で快適な処理を求めるなら、肌への負担が少ないボディシェーバーの使用が最も推奨されます。ご自身の肌質や目指す仕上がりを考慮し、この記事で解説したポイントを参考に最適なケア方法を選択してください。
忙しい朝の味方!ワンプッシュで濃密炭酸泡が完成。泡立て不要で毛穴の汚れをすっきり落とします。洗顔・泡パック・シェービングがこれ1本で完了します。
- 髭剃りでの脇毛処理は可能だが多くのリスクを伴う
- 脇毛を剃る前はハサミやトリマーで短くカットする
- 入浴などで肌と毛を十分に温めてから剃る
- シェービング剤は肌を保護するために不可欠
- 腕を高く上げて脇の皮膚をしっかり伸ばして剃る
- 毛の生える方向が複雑なため多方向から優しく剃る
- 処理後の冷却と保湿は肌トラブルを防ぐ最も重要なケア
- カミソリやシェーバーの刃は常に清潔に保ち定期的に交換する
- 肌が極端に弱い方は無理な自己処理を避けて専門医に相談する
- 処理後のブツブツは埋没毛や毛嚢炎が主な原因
- 脇毛処理には肌に優しく安全なボディシェーバーが最もおすすめ
- ボディシェーバーはアタッチメントで毛の長さを調整できる
- カミソリで剃る場合は必ずボディ専用の製品を選ぶ
- スキンガード付きの多枚刃カミソリが肌への負担を軽減する
- 自己処理のメリットとデメリットを理解し自分に合った方法を選ぶ


