シェーバーオイルはどこに売ってる?販売店と代用品を解説

シェーバーの切れ味の維持や刃の寿命を延ばすために欠かせないシェーバーオイルですが、いざ探してみると、どこで手に入るのか分かりにくいものです。
この記事では、シェーバーオイルの具体的な販売店から、安全に使える代用品と絶対に使ってはいけないものの違い、そしておすすめの製品まで解説します。記事を読めば、失敗や後悔のないオイル選びができるようになります。
- シェーバーオイルの具体的な販売場所
- 100均や薬局での取り扱い状況
- 代用品として使えるオイルと使えないもの
- シェーバーを長持ちさせる正しいメンテナンス知識


シェーバーオイルはどこに売ってる?販売店を調査

シェーバーオイルがどこに売っているの調査しました。以下の内容を解説します。
- まずは確認!シェーバーオイルは何のために使う?
- 100均のダイソーでは取り扱いなし
- 薬局やドラッグストアで見かける?
- ホームセンターのカインズには売っている
- ネット通販が確実!おすすめのオイルも紹介
まずは確認!シェーバーオイルは何のために使う?
電気シェーバーのメンテナンスにおいて、シェーバーオイルは刃の性能を維持し、製品自体の寿命を延ばすために大切な役割を担っています。シェーバーオイルが必要な理由は以下の3つです。
- 摩擦が軽減されて刃の動きが滑らかになる
- 防錆効果が高める
- 電池の消耗を抑える
» Panasonic「シェーバーオイルの使い方」(外部リンク)
近年はシェーバーオイルが不要なモデルも増えています。例えば、アルコール洗浄液で洗浄から潤滑、乾燥までを自動で行う全自動洗浄充電器が付属しているモデルや、フィリップス社製の回転式シェーバーなどです。
自動研磨システムを備えているものは、基本的にオイルメンテナンスは不要とされています。ご自身のシェーバーの取扱説明書を確認し、オイルの要不要を把握しておきましょう。
100均のダイソーでは取り扱いなし

手軽に何でもそろうイメージのある100円ショップですが、ダイソー、セリア、キャンドゥといった主要な店舗では、現在のところシェーバー専用オイルの取り扱いは確認できませんでした。
過去に販売されていたという情報もなく、今後も定番商品として置かれる可能性は低いと考えられます。コストを抑えたい場合にまず選択肢として挙がる100円ショップですが、専用品を探すのは難しいというのが実情です。
ただし、代用品として使える可能性のある商品は見つけられます。ベビーオイルや、DIYコーナーなどに置かれているミシン油、万能オイルなどで代用可能です。本来の用途とは異なるため、使用には注意が必要ですが、緊急時の選択肢として知っておくと良いかもしれません。
いずれにしてもシェーバー専用のオイルは100円ショップで見つけられないため、他の販売場所を探す必要があります。
薬局やドラッグストアで見かける?
薬局やドラッグストアは、カミソリやシェービングフォームなど男性向けのグルーミング用品が充実しているため、シェーバーオイルも置いていそうだと考える方は多いかもしれません。
しかし、実際には薬局やドラッグストアでシェーバーオイル単体の取り扱いはほとんどありません。店舗によってはシェービング関連商品の棚に置かれているケースも稀にありますが、品揃えは非常に限定的です。
シェーバーオイルが比較的ニッチな商品であり、購入する人が限られているため、店舗側が在庫を置く優先順位が低いのです。限られた棚スペースには、より需要の高い商品を並べるのが一般的です。
急な出張先などで必要になった際に近所のドラッグストアに立ち寄っても、手に入る可能性は低いと認識しておきましょう。
ホームセンターのカインズには売っている

カインズ、コーナン、コメリといった大型のホームセンターでは、シェーバーオイルを取り扱っている場合があります。これらの店舗では、家電製品や工具、DIY用品など幅広い商品を扱っているため、その一環としてメンテナンス用品も充実している傾向にあります。
シェーバーオイルを見つけることができる場所は、主に2つのコーナーが考えられます。
- 理美容家電のコーナー
電気シェーバー本体や替刃が陳列されている棚の近くに、関連アクセサリーとしてパナソニックやブラウンといったメーカーの純正オイルが置かれていることがあります。 - 工具や潤滑剤を扱うコーナー
ここにはバリカン用のオイルや、さまざまな機械に使える潤滑油が並んでおり、シェーバーにも使用できる汎用的なオイルが見つかる可能性があります。
ただし、すべてのホームセンターで必ず取り扱いがあるわけではなく、店舗の規模や地域によって品揃えは大きく異なります。在庫を確認したい場合は、各ホームセンターのオンラインストアで検索し、店舗の在庫状況をチェックするか、直接店舗に電話で問い合わせるのが確実な方法です。
ネット通販が確実!おすすめのオイルも紹介
ここまで実店舗での販売状況を解説してきましたが、確実にシェーバーオイルを手に入れる方法は、インターネット通販を利用することです。Amazonや楽天市場といった大手通販サイトでは、多種多様なシェーバーオイルが販売されています。
ネット通販をおすすめする理由は、主に3つあります。
- 圧倒的な品揃え
- 価格の比較が容易
- レビューを参考にできる
オイルのタイプとおすすめ商品
シェーバーオイルには、主に2つのタイプがあります。
- ボトルタイプ
液体を1滴ずつ刃に垂らして使うタイプです。無駄なく必要な箇所にだけ塗布できるのがメリットですが、やや手間がかかります。 - スプレータイプ
刃全体にシュッと一吹きで塗布できる手軽さが魅力です。ただし、刃以外の部分にもオイルが飛び散りやすいというデメリットがあります。
コスパが良くておすすめのシェーバーオイルを2タイプ掲載しておきます。大手メーカーで信頼できる商品をチョイスしました。


シェーバーオイルが売ってないときの代用品を解説

シェーバーオイルの代用品と、使ってはいけないものを紹介します。ネットでおすすめされていても使ってはいけないものがあるので注意が必要です。
- 代用できるのは安全なベビーオイル
- 椿油やホホバオイルも使用可能
- 刃を傷めるワセリンやヘアオイル
- 酸化が危険なオリーブオイルやサラダ油
- 人体に有害なシリコンスプレーはNG
代用できるのは安全なベビーオイル
シェーバーオイルが手元にない場合、最も推奨される代用品がベビーオイルです。その理由は、両者の主成分が非常に似ているためです。
多くのシェーバーオイルは、「流動パラフィン」または「ミネラルオイル」と呼ばれる鉱物油を主成分としています。これはベビーオイルの主成分と基本的に同じもので、化学的に非常に安定しており、酸化しにくいという特徴を持っています。
シェーバーの刃に塗っても酸化してベタついたり、悪臭を放ったりする心配がほとんどありません。
ベビーオイルを代用する最大のメリットは、安全性と入手のしやすさです。もともと赤ちゃんの肌に使えるように作られているため、万が一肌に付着しても安心感があります。また、ドラッグストアやスーパー、100円ショップなど、身近な店舗で手軽に購入できる点も魅力です。
ベビーオイルは製品によって粘度が異なり、粘度が高いものを使用すると、剃ったヒゲや皮脂を巻き込んで刃の隙間に溜まりやすくなる可能性があります。使用後は、通常よりも念入りにブラシで掃除をしましょう。
椿油やホホバオイルも使用可能

ベビーオイル以外にも、特定の植物性オイルはシェーバーオイルの代用品として機能する可能性があります。中でも、椿油とホホバオイルは代用品として比較的適していると考えられます。
椿油
椿油は、古くから日本刀など刃物の手入れに使われてきた実績があります。最大の特徴は、酸化安定性が非常に高い「不乾性油」であることです。空気に触れても固まったりベタついたりしにくいため、シェーバーのような精密な機械の潤滑に適しています。
防錆効果も期待できるため、水洗い後の刃の保護にも役立ちます。代用する際は、食用の製品ではなく、刃物や機械の手入れ用に販売されている不純物の少ないものを選ぶのが望ましいです。
ホホバオイル
ホホバオイルは、厳密には油脂ではなく「液体ワックス」に分類されます。この主成分であるワックスエステルは人間の皮脂にも含まれる成分で、肌への負担が少ないの特徴です。ホホバオイルもまた酸化しにくく安定性が高いため、代用品として選択肢に入ります。
これらの植物性オイルを使用する場合も、ベビーオイルと同様に、あくまでメーカーが推奨する使用法ではないため、自己責任の範囲で試すことが前提となります。
刃を傷めるワセリンやヘアオイル
手元にあるからといって、ワセリンやヘアオイルをシェーバーオイルの代用品として使うことは避けるべきです。これらは潤滑どころか、シェーバー本体に悪影響を及ぼす可能性が高いからです。
ワセリン
常温で半固形状のワセリンを刃に塗布すると、刃の精密な隙間に入り込み、剃ったヒゲや皮脂を巻き込んで固着してしまいます。これが刃の動きを著しく妨げ、モーターに過剰な負荷をかけます。
結果として、剃り味の低下や故障の原因となり、一度詰まったワセリンを完全に取り除くのは非常に困難です。
ヘアオイル
髪を滑らかにするヘアオイルも代用品には不適切です。多くのヘアオイルには、指通りを良くするためのシリコン類、香料、保湿成分などが含まれています。これらの添加物は、髪にとっては有効ですが、シェーバーの精密な刃にとっては異物でしかありません。
シリコン成分が刃の表面に膜を形成して本来の切れ味を損なったり、香料などが肌トラブルを引き起こしたりするリスクも考えられます。シェーバーの性能維持と肌の安全のため、ヘアオイルの使用は控えましょう。
酸化が危険なオリーブオイルやサラダ油

キッチンにあるオリーブオイルやサラダ油といった食用油をシェーバーに使うのは、絶対に避けてください。これらの油には、潤滑油としては致命的な欠点である「酸化しやすい」という性質があります。
食用油は、空気に触れたり熱が加わったりすることで酸化が進行します。酸化した油は、粘度が増してベタベタになり、不快な油臭さを発生させます。これをシェーバーに塗布すると、最初は滑りが良くなったように感じられても、時間とともに刃や本体内部で酸化が進み、ホコリやヒゲくずを吸着して固まってしまいます。
こうなると、刃の動きが著しく悪くなるだけでなく、酸化した油が金属のサビを誘発する原因にもなりかねません。シェーバーのデリケートな刃を保護するどころか、逆に寿命を縮めてしまう結果につながります。
人体に有害なシリコンスプレーはNG
潤滑剤という点では共通していますが、工業用のシリコンスプレーを、シェーバーオイルの代わりに使用することは極めて危険であり、絶対にあってはなりません。
シリコンスプレーは、あくまで機械部品や素材用の潤滑剤として作られており、その成分は人間の皮膚に使用することを一切想定していません。製品によっては、潤滑成分の他に、噴射用のガスや有機溶剤が含まれている場合があります。
これらの化学物質が、シェービングによってデリケートになった肌に直接付着すると、深刻な皮膚炎やかぶれ、アレルギー反応といった肌トラブルを引き起こす可能性が非常に高くなります。
また、人体への使用が想定されていない成分が揮発し、それを吸い込んでしまう健康リスクも考えられます。潤滑効果が高いからといって安易に使用すると、取り返しのつかない事態につながる恐れさえあります。用途が全く異なる工業製品を、安易に人体に関わる製品へ流用するのは絶対にやめてください。
まとめ:シェーバーオイルはネットで買うのが確実

さまざまな調査をしてきましたが、やはりシェーバーオイルはネットで買うのが1番早いです。緊急でなければネット通販を利用しましょう。シェーバーオイルがいますぐ必要であれば、ベビーオイルで代用することをおすすめします。


- シェーバーオイルは刃の潤滑性を高め、切れ味を維持する
- オイルは水洗い後のサビを防ぎ、刃の寿命を延ばす効果がある
- 販売店は主に家電量販店や一部のホームセンター
- ヨドバシカメラやビックカメラのシェーバー売場で購入可能
- カインズなどのホームセンターでも取り扱いがある場合がある
- ダイソーなどの100円ショップでは専用オイルは販売されていない
- 薬局やドラッグストア、コンビニでの取り扱いはほぼない
- 最も確実で品揃えが豊富なのはAmazonや楽天市場などのネット通販
- 代用品として最も推奨されるのはベビーオイル
- ベビーオイルは主成分がシェーバーオイルとほぼ同じで安全性が高い
- 椿油やホホバオイルも酸化しにくいため代用可能
- 食用油(オリーブオイル、サラダ油)は酸化するため絶対に使用しない
- ワセリンやヘアオイルは粘度や添加物の問題で刃を傷める
- 工業用シリコンスプレーは人体に有害なため使用は厳禁
- 代用品の使用はあくまで一時的な措置であり自己責任となる


