シェーバーでお風呂剃りするデメリットとは?メリットや対策も解説

シェーバーのお風呂剃りは肌に優しいと聞くけれど、デメリットはないのだろうかと疑問に感じていませんか?お風呂剃りの注意点を知らずに自己流で始めてしまうと、シェーバーの寿命を縮めたり、かえって肌トラブルを招いたりする可能性があります。
この記事では、シェーバーでお風呂剃りをする際のデメリットを中心に、メリットとの比較や具体的な対策、おすすめの製品まで網羅的に解説します。記事を読めばお風呂剃りに関するあなたの不安や疑問が解消されます。
- シェーバーでお風呂剃りをする具体的なデメリット
- 肌への影響や故障のリスクといった注意点
- お風呂剃りのメリットとの比較
- 自分に合ったシェーバーやジェルの選び方
忙しい朝の味方!ワンプッシュで濃密炭酸泡が完成。泡立て不要で毛穴の汚れをすっきり落とします。洗顔・泡パック・シェービングがこれ1本で完了します。
シェーバーでお風呂剃りするデメリット

シェーバーでお風呂剃りするデメリットは以下のとおりです。
- 手間とコストがかかる
- 故障や性能低下のリスクがある
- 衛生面での注意が必要になる
手間とコストがかかる
お風呂剃りはドライシェービングに比べて準備や後片付けに手間かかります。ドライシェービングはシェーバー本体があればすぐに始められますが、お風呂剃りは顔を濡らしてシェービングジェルを塗布する工程が加わります。
剃り終わった後も顔に残ったジェルやヒゲを洗い流し、使用したシェーバー本体を洗浄して乾燥させる作業が必要です。
コスト面でも違いが見られます。お風呂剃りに対応した防水仕様のシェーバーは、ドライ専用モデルよりも価格が高い傾向にあります。シェービングジェルのような消耗品を継続的に購入する費用も発生します。
手軽さや経済性を最優先する方にとって、これらの点はデメリットと感じられるかもしれません。
故障や性能低下のリスクがある

お風呂でシェーバーを使う際は、製品の仕様を正しく理解していないと故障の原因になります。大前提として「お風呂剃り対応」や「IPX7」などの防水性能が明記されていないドライ専用モデルをお風呂で使うことは避けましょう。内部に水が浸入し、感電やショートを引き起こす危険があります。
ウェット剃り対応モデルであっても、使用するシェービング剤には注意が必要です。T字カミソリ用に作られた粘度の高いクリームや、スクラブ入りの洗顔料は刃の隙間に詰まりやすい性質があります。
刃が目詰まりを起こすとモーターに過剰な負荷がかかり、剃り味の低下や異常な電池消耗、最悪の場合は故障につながる可能性があります。
衛生面での注意が必要になる
お風呂剃りの後はシェーバーのメンテナンスが不可欠です。お風呂剃り後の刃には剃ったヒゲくずや皮脂、シェービング剤の成分が付着しています。これらを洗浄せずに放置すると、湿度の高い浴室環境では雑菌が繁殖しやすくなります。
不衛生な状態のシェーバーを使い続けることは、肌荒れやニキビといった肌トラブルを招きます。お風呂場自体も雑菌が多い場所であるため、シェービングによって生じた肌の小さな傷から雑菌が侵入し、炎症を起こす可能性も考えられます。
快適なお風呂剃りを続けるためには、使用後の丁寧な洗浄と乾燥が鍵となります。シェーバーを風呂場に置きっぱなしにすると雑菌が繁殖する可能性があるため、使用後は風通しの良い場所で乾燥させるようにしてください。
シェーバーでお風呂剃りするメリット

シェーバーでお風呂剃りするメリットは以下のとおりです。
- 肌への負担が少ない
- しっかりと深剃りできる
- ヒゲくずの処理が簡単
肌への負担が少ない
お風呂剃りが多くの方に選ばれる最大の理由は、肌への優しさにあります。シェービングジェルやフォームが潤滑剤の役割を果たし、シェーバーのヘッドと肌との間の摩擦を大幅に軽減します。
この滑らかな動きがシェービング時に起こりがちなヒリつきや赤み、いわゆる「カミソリ負け」のリスクを低くします。
お風呂の蒸気や温かいお湯によって肌が温められ、毛穴が開くと同時にヒゲ自体も柔らかくなります。硬いヒゲを無理に剃ることがなくなるため、肌への物理的なダメージを抑えられます。肌がデリケートな方や乾燥しやすい方にとって、肌への負担の少なさは大きなメリットです。
しっかりと深剃りできる

肌に優しいだけでなく、滑らかで満足のいく仕上がりを得やすい点もお風呂剃りの魅力です。乾いた状態のヒゲは銅線と同程度の硬さを持つと言われています。お風呂剃りでは、ヒゲが水分を吸収して膨潤し、芯から柔らかくなります。
柔らかくなったヒゲは、シェーバーの外刃が根元からしっかりと捉えやすくなります。硬いヒゲを剃るドライシェービングに比べて剃り残しが少なく、ツルツルとした肌触りを実感できるでしょう。
ヒゲくずの処理が簡単
お風呂剃りは剃ったヒゲくずや使用したシェービング剤をシャワーで洗い流すだけなので、後片付けが簡単です。ドライシェービングの場合は剃った髭クズが洗面台の周りや服にまで散らばり、掃除に手間がかかることがあります。
洗面所を汚す心配がなく、常に清潔な状態を保てるのは、日々の習慣として続ける上で嬉しいポイントです。
シェーバーでお風呂剃りするデメリットへの対策

- お風呂剃りの正しいやり方
- ドライシェービングの正しいやり方
- ウェット剃りできるおすすめの電気シェーバー3選
- 電気シェーバーウェット剃り用のジェル
- お風呂剃り後のメンテナンス方法
お風呂剃りの正しいやり方
お風呂剃りのメリットを最大限に引き出して肌トラブルを避けるためには、正しい手順で行うことが大切です。お風呂剃りの正しい手順は以下のとおりです。
- 洗顔で肌表面の汚れを落とす
- シェービング剤を使って髭を剃る
- 洗顔をして保湿ケアをする
洗顔で肌表面の汚れを落とす
まず、洗顔をして肌表面の皮脂や汚れを落とします。次に、湯船に浸かるか温かいシャワーを浴びて肌とヒゲを十分に温め、柔らかくしてください。ヒゲや肌を温めることでシェービングがしやすくなります。
シェービング剤を使って髭を剃る
電気シェーバー専用のシェービングジェルやフォームを適量手に取り、ヒゲ全体に均一に塗り広げます。シェーバーを肌に優しくあてて力を入れすぎないように注意しながら、まずはヒゲの生えている方向に沿って「順剃り」しましょう。
剃り残しが気になる部分は肌を軽く引っ張りながら、毛の流れに逆らって「逆剃り」すると、きれいに仕上がります。
洗顔をして保湿ケアをする
剃り終わったら、ぬるま湯で顔に残ったジェルやヒゲを丁寧に洗い流します。タオルで優しく水分を押さえるように拭き取った後は、化粧水や乳液で必ず保湿ケアを行いましょう。
シェービング後の肌はデリケートな状態になるため、保湿ケアで肌を守ることが大切です。
ドライシェービングの正しいやり方

ドライシェービングの大きな特徴は、洗顔前の乾いた肌に行う点です。洗顔後の水分を含んだ肌はヒゲが肌に張り付いてしまい、シェーバーの外刃がヒゲを捉えにくくなることがあります。
肌の滑りを良くするために、プレシェーブローションの使用がおすすめです。ローションが皮脂を抑え、ヒゲを根元から立たせる効果があります。
シェーバーを肌に対して直角に軽く当てましょう。シェーバーを持っていない方の手で肌を少し引っ張り、ヒゲを立たせながら剃ると効率的です。ドライシェービングはゆっくりと毛の流れに逆らう「逆剃り」で剃り進めましょう。シェービングが終わった後は洗顔料でヒゲくずや皮脂を洗い流し、保湿ケアで肌を整えます。
ウェット剃りできるおすすめの電気シェーバー3選
現在市販されているウェット剃り対応のシェーバーの中から、特に評価の高いモデルを3つ紹介します。
Panasonic|ラムダッシュ パームイン

手のひらに収まるコンパクトなデザインながら、本格的な5枚刃システムと高速リニアモーターを搭載した人気のモデルです。ラムダッシュAI+がヒゲの濃さを検知し、常に最適なパワーでシェービングを行います。
IPX7基準の防水設計でウェット剃りに対応しているため、お風呂での使用に最適です。バスルームのインテリアに映えるおしゃれなデザインと、携帯に便利なキャリングケースも付属しており、出張や旅行先でも活躍します。
ブラウン シリーズ9
ブラウンの最高峰モデルとして、極限0.05mmの深剃りを実現する「5+1カッティングシステム」を搭載しています。毎分10,000回の音波振動テクノロジーが肌への摩擦を効果的に軽減し、優しい剃り心地を提供します。
IPX7準拠の防水設計でお風呂剃りに完全対応しており、ヒゲの濃さを毎秒13回読み取ってパワーを自動調節する人工知能も備えています。アルコール洗浄システムで常に清潔な状態を保てる点も魅力です。
フィリップス 9000シリーズ
深剃りと肌への優しさを両立させたフィリップスの最上位モデルです。シェーバーヘッドに施されたマイクロビーズコーティングが、肌との摩擦を大幅に低減します。
スーパーリフト&カットテクノロジーと72枚刃が、あらゆる方向に生えたヒゲも効率的に捉えて深剃りを実現します。ウェット&ドライ仕様のためお風呂での泡剃りにも最適で、ヒゲ密度感知システムが自動でパワーを調整してくれます。
電気シェーバーウェット剃り用でおすすめのジェル

ウェット剃りの効果を最大限に高めるにはシェービング剤選びも大切です。電気シェーバーには、専用に開発されたジェルを使用しましょう。T字カミソリ用のジェルやクリームは粘度が高く、電気シェーバーの細かい刃に詰まりやすいため、性能低下や故障の原因になります。
ここではおすすめのウェット剃り用ジェルを3つ紹介します。
ZIGEN|パーフェクトスムースシェービングジェル

「ZIGENパーフェクトスムースシェービングジェル」は肌に優しいシェービングとスキンケアを両立できます。特許成分「RG92」がカミソリ負けから肌を守り、ヒリヒリ感も抑えてくれます。アルコールやメントールなど肌への負担となる成分は不使用。
保湿成分がシェービング後の乾燥もケアできるので、敏感肌の方も安心して使えます。
ZIGENパーフェクトスムースシェービングジェルは公式サイトで買うとお得に購入できます。
サクセス|ウェット剃りシェーバー専用ジェル
ウェット剃り対応の電気シェーバー専用に開発されたシェービングジェルです。化粧水成分が肌にうるおいの保護膜を形成し、刃の滑りを良くすることで、肌への負担を抑えながらスムーズなシェービングを実現します。
最後までスイスイと快適に剃れるため、肌荒れが気になる方や、滑らかな剃り心地を求める方におすすめです。
schick|ハイドロ スキンディフェンス シェービングジェルフォーム
肌にすりこむとジェルからきめ細かい泡に変化する、ユニークなタイプのシェービング剤です。2種類のヒアルロン酸といったうるおい成分と、刃の滑りを助けるすべり成分が配合されています。肌を保護しながら、しっとりとした剃り上がりを実感できます。
お風呂剃り後のメンテナンス方法
お風呂剃り後のシェーバーの正しいメンテナンス方法は以下のとおりです。
- シェービング剤やヒゲくずを洗い流す
- 風通しの良い場所で完全に乾燥させる
- 専用のオイルを刃に注油する
シェービング剤やヒゲくずを洗い流す
シェービングが終わったら外刃をつけたままハンドソープなどを付けて泡立て、流水でシェービング剤やヒゲくずを洗い流します。その後、外刃を外して内刃や本体内部も同様に丁寧に洗浄してください。
風通しの良い場所で完全に乾燥させる
洗浄後はタオルなどで水気をよく拭き取り、風通しの良い場所で完全に乾燥させます。水分が残ったままだと、刃のサビや雑菌繁殖の原因になります。
専用の洗浄充電器が付属しているモデルは、本体をセットするだけで洗浄から乾燥、充電までを自動で行ってくれるため便利です。
専用のオイルを刃に注油する
刃が完全に乾いたら、週に一度程度は専用のオイルを刃に注油しましょう。オイルは刃の摩耗を防ぎ、滑らかな動きと切れ味を保つ役割を果たします。
シェーバーオイルがない場合、ベビーオイルや椿油などでも代用可能です。シェーバーオイルの代用品に関しては以下の記事でも解説しています。
» 100均でも買えるシェーバーオイルの代用品8選|使ってはいけない物も解説
シェーバーでのお風呂剃りに関するよくある質問

シェーバーでのお風呂剃りに関するよくある質問は以下のとおりです。
- ウェットシェービングは肌を痛める?
- 電気シェーバーはクリームで壊れる?
- 電動シェーバーにジェルはいらない?
ウェットシェービングは肌を痛める?
正しい手順で行えばウェットシェービングはドライシェービングよりも肌を痛めにくい方法です。シェービング剤が肌を保護し、水分で柔らかくなったヒゲをスムーズに剃れるため、肌への負担は軽減されます。
ただし、やり方を間違えると肌を痛める可能性があります。例えば、肌やヒゲを十分に温めずに剃ったり、切れ味の落ちた古い刃を使い続けたり、剃った後の保湿ケアを怠ったりすると、肌トラブルの原因になります。準備とアフターケアを丁寧に行うことが、肌を健やかに保つ鍵です。
電気シェーバーはクリームで壊れる?

「お風呂剃り非対応」のドライ専用シェーバーに水やクリームを使用した場合、内部に水分が侵入して確実に故障します。
「お風呂剃り対応」のシェーバーであっても、T字カミソリ用に作られた粘度の高いシェービングクリームを使用すると、刃の隙間にクリームが詰まり、モーターに大きな負荷がかかります。この状態が続くと、剃り味が悪くなるだけでなく、シェーバーの寿命を縮める原因になりかねません。
お風呂剃りをする際は、必ず「電気シェーバー用」と記載された、サラサラとしたタイプのジェルやフォームを選んでください。
» 電気シェーバーはクリームを使うと壊れる?原因と対策を解説
電動シェーバーにジェルはいらない?
電動シェーバーの使用において、シェービングジェルは必ずしも必須ではありません。電動シェーバーはジェルを使わない「ドライシェービング」を手軽に行えるのが大きな魅力です。
しかし、肌質や求める仕上がりによっては、ジェルの使用が効果的です。肌が乾燥しやすかったり、カミソリ負けしやすかったりする方は、ジェルを使うことで肌への負担を大幅に減らせます。
ヒゲが濃く、より深剃りした滑らかな仕上がりを求める場合も、ジェルでヒゲを柔らかくしてから剃るウェットシェービングが適しています。ご自身の肌の状態や、シェービングに何を優先するかによって使い分けるのが良いでしょう。
シェーバーでお風呂剃りするデメリット:まとめ

この記事ではシェーバーで行うお風呂剃りのデメリットとメリットを多角的に解説しました。お風呂剃りは肌に優しく深剃りできる一方、手間やコスト、メンテナンスといった注意点も存在します。
本記事で紹介した正しいやり方や対策を参考に、ご自身の肌質やライフスタイルに合った最適なシェービング方法を見つけてください。
忙しい朝の味方!ワンプッシュで濃密炭酸泡が完成。泡立て不要で毛穴の汚れをすっきり落とします。洗顔・泡パック・シェービングがこれ1本で完了します。
- お風呂剃りはドライシェービングに比べて手間がかかる
- シェービングジェルの購入に継続的なコストが発生する
- 防水仕様のシェーバーは価格が高い傾向にある
- 非対応のシェーバーを濡らすと故障の直接的な原因になる
- T字カミソリ用クリームの使用は目詰まりや故障のリスクを高める
- 使用後の洗浄と乾燥を怠ると雑菌が繁殖しやすい
- 衛生管理をしないと肌トラブルにつながる可能性がある
- お風呂剃りの最大のメリットは肌への優しさ
- ジェルが潤滑剤となり肌との摩擦を軽減する
- 水分で柔らかくなったヒゲは深剃りしやすい
- ヒゲくずが飛び散らず後片付けが非常に簡単
- 正しいやり方は、温め、ジェル塗布、保湿が基本
- 適切なメンテナンスがシェーバーの性能と寿命を保つ
- 自分の肌質やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切
- 手軽さ優先ならドライ、肌への優しさ優先ならウェットがおすすめ


