ドライヤーのコードがねじれる原因とねじれを防ぐ正しい使い方を解説

ドライヤーのコードがいつの間にかねじれてしまい、ストレスを感じていませんか?ドライヤーの収納方法や使い方を見直すことで、コードのねじれを最小限に抑えられる可能性があります。
この記事ではドライヤーのコードがねじれる原因やねじれないようにする使い方を解説します。記事で紹介する内容を実践すればドライヤーのねじれを解消できるため、日々の小さなストレスを無くせます。
- ドライヤーのコードがねじれる根本的な原因
- ねじれたコードを放置することで生じる危険性
- 誰でもその場で実践できるコードの直し方
- コードのねじれを未然に防ぐための具体的な対策
なぜ?ドライヤーコードねじれる原因と危険性
- ドライヤーのコードがねじれる原因
- ねじれたコードの危険性
- コードのぐるぐる巻き収納はNG
ドライヤーのコードがねじれる原因
ドライヤーのコードがねじれる原因はドライヤー使用時の本体の回転と、コード自体の内部構造に関係があります。
髪を乾かす際に手首を返したりドライヤーの向きを変えたりする動作によって、ドライヤーのコードがねじれてしまいます。この無意識の動作が、コードを一定方向に少しずつ回転させてしまうのです。
右利きの人は時計回りに、左利きの人は反時計回りに回す傾向があり、毎日同じ方向に力が加わることでねじれが蓄積していきます。
電源コードは一本の線のようでありながら、内部では複数の銅線を束ねた「より線」という構造になっています。より線も製造段階でねじりを加えて強度を保っているため、元に戻ろうとする性質を持っています。
ドライヤー使用時の回転が、この内部構造のねじれと合わさることで、コード全体の大きなねじれとして現れるのです。
ねじれたコードの危険性

ドライヤーのコードがねじれたまま使い続けると、コード内部の銅線が断線する可能性があります。ねじれによってコードに繰り返し負荷がかかると、内部の細い銅線が少しずつ切れていきます。これが「半断線」という状態です。
半断線状態のまま使用を続けると通電が不安定になり、ドライヤーの電源が入ったり切れたりする不具合が起きます。
さらに危険なのはショートです。断線した部分で銅線同士が接触すると、大きな電流が流れて火花が発生します。火花が近くにあるホコリや可燃物に着火し、火災につながる恐れがあります。断線部分に触れてしまうと感電するリスクも考えられます。
コードのぐるぐる巻き収納はNG
ドライヤーのコードを本体にきつく巻きつけて収納する方法は、コードの劣化を早めるため避けるべきです。コードを本体にぐるぐる巻きにすると、コードの根元部分に最も強い負荷がかかります。根元部分はドライヤーの使用中にもよく曲げ伸ばしされる場所であり、断線が起こりやすい箇所です。
きつく巻きつける習慣は、この負荷を増大させ、断線を誘発する直接的な原因となります。
きつく巻くことでコードにねじれの「くせ」がついてしまいます。次に使うときにコードが伸びにくく、結果としてさらにねじれやすい状態を作り出してしまう悪循環に陥ります。収納時はコードをきつく巻かず、ゆったりと束ねることが大切です。
以下のような収納グッズを使えばドライヤーのコードのねじれを防止できます。
ドライヤーコードねじれる悩みを今すぐ解消する方法

- ドライヤーコードがねじれないようにする方法
- ドライヤーコードのねじれの直し方
- ねじれ防止につながる便利な収納グッズを紹介
- コードがねじれにくいドライヤーってある?
ドライヤーコードがねじれないようにする方法
ドライヤーを使う際は、本体を一定方向に回転させ続けないように意識しましょう。髪を乾かすとき、左右均等に風を当てるようにドライヤーを動かすと、一方向へのねじれの蓄積を防げます。
収納方法も改善しましょう。コードを本体にきつく巻きつけるのではなく、ふんわりと大きめの輪を作るように束ねましょう。マジックテープ式のケーブルタイや、コードを引っ掛けておけるフックなどを活用するのも良い方法です。
収納時にはコードの根元に負担がかからないように注意を払います。コンセントの近くにフックを取り付けてドライヤー本体を吊るして収納すると、コードが自然な形で垂れ下がり、ねじれにくくなります。
ドライヤーコードのねじれの直し方

すでにねじれてしまったドライヤーのコードは、特別な道具がなくてもすぐに直せます。ドライヤーのコードのねじれを直す方法は以下のとおりです。
- ドライヤーのプラグをコンセントから抜く
- ドライヤー本体を持ってコードを床に向かってまっすぐ垂らす
- コードの回転が止まるまで待つ
一度で解消しない場合は、コードの根元から手で軽くしごくようにしてねじれをほぐしてあげると効果的です。無理に引っ張ったり逆方向に強くねじったりしないでください。コード内部を傷つける原因になります。
ねじれ防止につながる便利な収納グッズを紹介
ドライヤーの収納方法を工夫するだけで、コードのねじれを大幅に軽減できます。ご自身のライフスタイルに合ったものを選んで試してみてください。ここではおすすめの商品を2つ紹介します。
山崎実業 tower マグネットドライヤーホルダー
洗面所のすぐ横に洗濯機があるご家庭に最適なのが、このマグネットタイプのホルダーです。強力なマグネットで洗濯機の側面などにしっかりと固定できるため、デッドスペースを有効活用できます。
ホルダー部分には緩衝材が付いており、ドライヤーの出し入れで本体が傷つくのを防ぎます。コードを掛けるフックも付いており、機能性も十分です。
ニトリ|マグネットドライヤーホルダー
ニトリの製品の中でも特に人気が高いのが、このマグネットタイプのドライヤーホルダーです。洗濯機やスチール製の棚などにピタッと強力に固定できるため、場所を取らずにスマートな収納が実現します。
コードがねじれにくいドライヤーってある?

「全くねじれない」と断言できる特別なドライヤーは、残念ながら存在しません。どのような製品でも、日々の使い方次第でコードはねじれる可能性があります。
一部の高機能なモデルには、コードの付け根が360度回転する仕組みが備わっているものもあります。この機能はドライヤー本体の動きに合わせてコードが追従し、ねじれの蓄積を軽減する効果が期待できるでしょう。
しかし、この回転機能も万能というわけではありません。同じ方向に何度も回転させたり、保管時にきつく巻いたりすれば、ねじれは発生します。
ドライヤーの機能に頼りすぎず、普段から丁寧な扱いを心がけることが大切です。使用中にコードの状態を少し意識する、保管時はふんわりと束ねるといった日々の工夫が、ねじれを防ぐ最も確実な対策です。
ドライヤーコードがねじれる:まとめ

ドライヤーコードのねじれは日々の使い方や収納方法が原因で発生し、放置すると断線や火災の危険があります。ねじれはプラグを抜いてコードを垂らすだけで簡単に直せます。
コードをゆるく束ねる、予防グッズを使うといった対策でもねじれを防げます。この記事で解説した方法を実践し、毎日のストレスを解消してドライヤーを安全に長く使いましょう。
- コードがねじれる主な原因は使用時のドライヤーの回転
- コードの内部構造もねじれやすさに関係している
- ねじれたコードは断線やショートを引き起こす可能性がある
- 最悪の場合、火災や感電につながる危険性がある
- コードを本体にきつく巻きつける収納は避けるべき
- 収納時のぐるぐる巻きはコードの根元に大きな負担をかける
- プラグを抜く際はコードを引っ張らない
- ねじれたままの使用は症状を悪化させる
- ねじれを直す際はプラグを抜きコードを垂らすのが安全
- 自然の力でコードの回転が止まるまで待つ
- ねじれ防止には日々の使い方と収納の工夫が大切
- ケーブルクリップなどのグッズ活用も効果的
- 収納時はコードをふんわり束ねることを意識する
- コードの根元が360度回転するドライヤーも存在する
- 正しい知識で対策しドライヤーを安全に長く使うことが大切


