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ブラウンとラムダッシュの違いを徹底比較!自分にはどっちがいい?

ブラウンとラムダッシュの違いを徹底比較!あなたに合うのはどっち?
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毎日の髭剃りを、もっと快適で満足のいくものにしたい。そう考えたとき、多くの人が二つの大きな選択肢にたどり着きます。ドイツの技術力が光る「ブラウン」と、日本の精密技術の結晶「パナソニック ラムダッシュ」。電気シェーバー界の二大巨頭として、常に比較される存在です。

この記事では、ブラウンとラムダッシュの性能を徹底的に比較解説します。それぞれのシェーバーが持つ独自の強みと弱みを理解し、失敗や後悔のない選択ができるよう、あなたのシェーバー選びを全力でサポートします。

この記事のポイント
  • ブラウンとラムダッシュの基本的なブランド思想と設計の違い
  • 深剃りや肌への優しさなど7つの重要項目での性能比較
  • あなたのヒゲ質や肌質に合うのはどちらかの判断基準
  • ニーズ別(深剃り・肌への優しさ・コスパ)のおすすめモデル

そもそもブラウンとラムダッシュってどんなブランド?

家電ステーション:イメージ

それぞれのブランドについて以下の内容を解説します。

  • ブラウン(Braun)とは
  • パナソニック ラムダッシュ(Panasonic LAMDASH)とは

ブラウン(Braun)とは

出典:ブラウン公式

ブラウンは、ドイツを拠点とする世界的に有名な家電ブランドです。シェーバー作りにおける哲学は、「質実剛健」という言葉に集約されます。過度な装飾を排し、機能美を追求したシンプルなデザインと、長年の使用に耐えうる高い耐久性が特徴です。

技術的には、何よりも「肌へのやさしさ」と「深剃りの両立」を重視しています。網刃と内刃が一体となって振動する独自の「音波振動テクノロジー」は、肌との摩擦を減らしながら効率的に髭を剃り上げるための工夫です。

ヘッド全体で肌を「面」として捉え、圧力を分散させながら少ないストロークで剃り上げることを目指す設計思想が貫かれています。

寝たヒゲや様々な方向に向いたクセヒゲを捉えるための特殊なトリマー刃の開発に長けており、どのようなヒゲ質の人でも安定した剃り心地を得られるようなバランスの良さが、世界中で長く愛され続ける理由と言えるでしょう。

パナソニック ラムダッシュ(Panasonic LAMDASH)とは

出典:Panasonic公式

パナソニック ラムダッシュは、日本の技術力を結集して作られた電気シェーバーのトップブランドです。その最大のこだわりは、他の追随を許さないほどの「深剃り性能」の追求にあります。

この深剃りを実現しているのが、ブランドの代名詞ともいえる「高速リニアモーター」です。磁石の力で内刃をダイレクトに、かつ非常に高速で駆動させることで、バッテリー残量に左右されない安定したパワーを発揮し、濃いヒゲも一気に剃り上げます。

さらに、刃先をナノレベルまで鋭角に研磨した「ナノエッジ内刃」は、硬いヒゲもスパッと切断する鋭い切れ味を誇ります。

設計思想としては、刃の枚数を3枚、5枚、そして6枚へと増やすことで、一度に多くのヒゲを捉えて剃り残しをなくす方向で進化を続けてきました。また、アゴ下などの複雑な曲面にも吸い付くように追従する、多次元的に動くヘッドシステムも特徴です。

日本のユーザーが求める「ツルツル感」を徹底的に追求した、パワフルで先進的なシェーバーがラムダッシュです。

7つの重要項目で徹底比較!ブラウンvsラムダッシュ

7つの重要項目で徹底比較!ブラウンvsラムダッシュ
家電ステーション:イメージ

ブラウンとラムダッシュを以下の7つの項目に分けて徹底比較します。

  • 剃り味(深剃り性能)
  • 肌へのやさしさ
  • ヘッドの動き(密着度)
  • 刃のシステム(3枚刃・5枚刃・6枚刃の違いは?)
  • モーターとパワー
  • メンテナンス性(洗浄システム)
  • 使い勝手・デザイン
  • 総合評価

剃り味(深剃り性能)

出典:Panasonic公式

剃り味、特に深剃り性能は、シェーバー選びで最も重視される要素の一つです。この点において、一般的にはラムダッシュの方が優位にあると評価されることが多い傾向にあります。

ラムダッシュの強みは、鋭く研ぎ澄まされた「ナノエッジ内刃」と、その切れ味を最大限に引き出す「高速リニアモーター」の組み合わせにあります。このパワフルな駆動力が、ヒゲを根元からスパッと切断し、剃り上がりのツルツル感を実現します。ラムダッシュの6枚刃や5枚刃シリーズは、肌の上を滑らせるだけで多くのヒゲを捕捉し、剃り残しの少ない仕上がりを期待できます。

一方、ブラウンが劣っているわけでは決してありません。最上位モデルの「シリーズ9 Pro+」などは、非常に高い深剃り性能を発揮します。ブラウンのアプローチは、複数の役割を持つ特殊なトリマー刃で、寝たヒゲやクセヒゲを効率的に起こしてカットすることに重点を置いています。

剃りにくいヒゲに対する処理能力は極めて高いです。ただし、その剃り味はラムダッシュのシャープな感覚とは異なり、肌への負担を考慮した上での深剃り、というマイルドな印象を受けるかもしれません。

カミソリで剃ったようなツルツル感を最優先するならラムダッシュ、剃りにくいヒゲを確実に処理しつつバランスの取れた深剃りを求めるならブラウン、という違いがあると考えられます。

肌へのやさしさ

出典:ブラウン公式

深剃り性能とトレードオフの関係になりがちなのが、肌へのやさしさです。この低刺激性という観点では、伝統的にブラウンに軍配が上がることが多いです。

ブラウンはブランド哲学として「肌への負担軽減」を長年追求してきました。毎分約10,000回の微細な振動で肌との摩擦を低減する「音波振動テクノロジー」や、比較的大きめのヘッドで圧力を分散させる設計は、肌へのダメージを抑えることに貢献しています。

ヒゲの濃さを検知して自動でパワーを調整する「人工知能テクノロジー」も、肌の薄い部分などでは不要なパワーを出さないため、結果として肌への刺激を和らげます。これらの理由から、敏感肌の人やシェービング後のヒリつきが気になる人には、ブラウンが第一候補として推奨されることが多いです。

かたやラムダッシュは、深剃りを追求するあまり、かつてのモデルでは肌への刺激が強いという声も聞かれました。しかし、近年のモデルではその点も大幅に改善されています。刃が肌に当たる圧力を分散させる「密着フロート刃機構」や、物理的なローラーで摩擦を低減する「スムースローラー」の搭載など、肌への配慮が随所に見られます。ただし、ラムダッシュは刃そのものが非常に鋭利であるため、肌質によっては、あるいは強く押し当てすぎると、ブラウンよりも刺激を強く感じてしまう可能性は残ります。

ヘッドの動き(密着度)

出典:Panasonic公式

アゴ下や首回りといった、複雑な凹凸を持つ部分の剃り残しをなくすためには、ヘッドの密着度が鍵となります。この追従性の高さにおいては、ラムダッシュが非常に優れた性能を示します。

ラムダッシュの最上位モデルに搭載されている「密着5Dヘッド」や「密着6ブレードシステム」は、ヘッドが前後・左右・上下に動くだけでなく、前後にスライドしたり、左右にツイスト(ひねり)したりと、まるでジンバルのように多次元的な動きをします。

この複雑な動きによって、アゴ下のような最も剃りにくい部分にも刃が吸い付くようにフィットし、剃り残しを徹底的に減らします。可動域の広さと動きの滑らかさでは、他社の追随を許さないレベルにあると考えられます。

対するブラウンも、「プロスイング密着システム」などを採用しており、ヘッド全体が前後に40度スイングし、それぞれの刃が独立して上下に浮き沈みすることで、顔の輪郭に追従します。広い面積を捉え、圧力を分散させながら密着する安定感のある動きが特徴です。しかし、ラムダッシュの多次元的な動きと比較すると、その動きは前後方向がメインとなり、ややシンプルであると言えます。

そのため、特に複雑な形状を持つアゴ周りのフィット感では、ラムダッシュの方がより密着度が高いと感じる人が多いでしょう。

刃のシステム(3枚刃・5枚刃・6枚刃の違いは?)

出典:Panasonic公式

シェーバーのカット性能を左右する心臓部が、刃のシステムです。両ブランドは、異なるアプローチでヒゲを効率的に剃るための工夫を凝らしています。

ラムダッシュの最大の特徴は、その「多枚刃システム」にあります。エントリーモデルの3枚刃から、ミドルレンジ以上の5枚刃、そしてフラッグシップの6枚刃へと、刃の枚数を増やすことで進化を遂げてきました。刃の枚数が増えることのメリットは、一度に多くのヒゲを、そして多様な種類のヒゲを捉えられる点にあります。

例えば6枚刃システムでは、極薄のフィニッシュ刃に加えて、寝たヒゲを起こす「くせヒゲリフト刃」や、アゴ下の長いヒゲをカットする「アゴ下トリマー刃」といった、それぞれ異なる役割を持つ刃が緻密に配置されています。

ブラウンは、刃の枚数を増やす方向ではなく、一つ一つの刃の機能性を高めるアプローチを取っています。最上位モデルでも4枚刃(5カットシステム)ですが、その中には寝たヒゲをすくい上げる「くせヒゲキャッチ刃」や、ヒゲを根元から持ち上げるチタンコートされた「極薄リフトアップ刃」など、特殊なトリマー刃が組み込まれています。

さらに、900もの異なる形状の穴を持つ「ディープキャッチ網刃」が、あらゆる向きのヒゲを効率よく捉えます。枚数は少なくても、それぞれの刃が持つ多様な機能の連携によって、高いカット性能を実現しているのがブラウンの強みです。

モーターとパワー

出典:Panasonic公式

シェーバーの剃り味を左右するモーター技術。この点において、パナソニック ラムダッシュとブラウンは、両者とも高性能な「リニアモーター」を上位モデルに搭載していますが、その活用思想が大きく異なります。

ラムダッシュの強みは、リニアモーターの能力を「圧倒的なスピードと持続的なハイパワー」の実現に特化させている点です。磁力で内刃をダイレクトに駆動させることで、毎分約14,000ストロークという業界最速クラスの往復運動を実現。パワーロスが極めて少なく、ヒゲの濃い部分でも、充電残量が少なくなっても、速度が落ちにくいのが最大の利点です。

一方ブラウンは、同じリニアモーターを「緻密な制御による、肌へのやさしさと効率の両立」のために活用します。モーターは、肌との摩擦を低減するための「音波振動(毎分約10,000回)」を安定して生み出すために使われます。さらに、ブラウンの真骨頂である「人工知能テクノロジー」は、このリニアモーターの精密な制御能力があってこそ実現する技術です。

ヒゲの濃さを瞬時に読み取り、必要な部分では力強く、肌の薄い部分ではパワーを抑えるといった最適化を自動で行うことで、圧倒的なスピード感よりも、あらゆる状況でバランスの取れた効率的なシェービングを提供します。

このように、両者は同じリニアモーターを搭載しつつも、ラムダッシュは「常時発揮される絶対的なパワー」を、ブラウンは「状況に応じて最適化されるインテリジェントなパワー」を追求しているという、明確な違いがあるのです。

メンテナンス性(洗浄システム)

出典:ブラウン公式

日々のシェーバーの手入れを格段に楽にしてくれるのが、全自動洗浄充電器です。ブラウンとラムダッシュは、どちらも高性能な洗浄システムを提供していますが、その方式に違いがあります。

ブラウンの「クリーン&チャージシステム」は、アルコール洗浄液を使用するのが最大の特徴です。洗浄、除菌、潤滑化、乾燥、充電を全自動で行い、特にアルコールによる99.9%の除菌効果は、衛生面を重視するユーザーから高い支持を得ています。

洗浄液はカートリッジ式で交換も簡単ですが、消耗品であるためランニングコストが発生します。アルコールの爽やかな香りがし、常に新品のような剃り味を維持しやすい点が魅力です。

ラムダッシュの「全自動洗浄充電器」は、専用の洗浄剤(水と混ぜるタイプやパック式)を使用します。こちらも洗浄、除菌、乾燥、充電を自動で行い、非常に便利です。ブラウンのシステムと比較すると、洗浄機本体がややコンパクトなモデルが多い傾向にあります。

どちらのシステムもメンテナンスの手間を劇的に減らしてくれる優れた機能ですが、アルコール洗浄の衛生面や香りを重視するならブラウン、設置スペースや洗浄剤のタイプで選びたい場合はラムダッシュ、という選択になるでしょう。

もちろん、両ブランドともに本体の防水設計(IPX7基準)に対応しているため、洗浄充電器なしのモデルを選んで、お風呂場などで手軽に水洗いすることも可能です。

使い勝手・デザイン

出典:ブラウン公式

毎日手に触れるものだからこそ、持ちやすさやデザイン、そして細かな使い勝手も重要な選択基準になります。

デザインと持ちやすさに関して、ブラウンはドイツブランドらしい、質実剛健で機能美を追求したデザインが特徴です。ボディは比較的太めで、ラバー素材を効果的に配置するなど、手にしっかりとフィットし、滑りにくい安定したグリップ感を提供します。

一方、ラムダッシュは日本のブランドらしく、先進性やメカニカルな印象を与えるデザインが多い傾向にあります。ボディは比較的スリムで、手に馴染むような曲線的なフォルムを持つモデルもあります。どちらが良いかは個人の好みが大きく影響するため、可能であれば店頭で実際に手に取って確かめることをお勧めします。

その他の使い勝手として注目したいのが、充電方式です。ラムダッシュの一部の最新モデルでは、充電端子に汎用性の高い「USB Type-C」を採用しています。これにより、スマートフォンの充電器などとケーブルを共用できる可能性があり、出張や旅行時の荷物を減らせるという大きなメリットがあります。

ブラウンは専用の充電器が必要ですが、その代わりに一部の上位モデルには、ケース自体が充電器となり、コンセントがない場所でも本体を充電できる「充電トラベルケース」が付属し、持ち運び時の利便性を高めています。

総合評価

総合評価
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これまでの比較項目をまとめると、ブラウンとラムダッシュはそれぞれ異なる強みを持つ、非常に優れたシェーバーであることがわかります。どちらか一方が絶対的に優れているというわけではなく、ユーザーが何を求めるかによって評価が分かれます。

以下に、両者の特徴を一覧表にまとめました。

比較項目ブラウンパナソニック ラムダッシュ
剃り味(深剃り)高い深剃り性能と肌へのやさしさを両立業界トップクラスの深剃り性能、ツルツル感を追求
肌へのやさしさ伝統的に得意。音波振動で摩擦を低減近年大幅に向上。ただし刃の鋭さは肌質を選ぶ可能性
ヘッドの動き安定した追従性を持つスイングシステム多次元に動くヘッドで、アゴ下への密着度が非常に高い
刃のシステム機能的な特殊トリマー刃でクセヒゲに強い多枚刃システムで一度に多くのヒゲを捉える
モーターとパワーAI制御による効率的なパワー配分高速リニアモーターによる圧倒的なパワーとスピード
メンテナンス性アルコール洗浄による高い除菌効果専用洗浄剤を使用。洗浄機は比較的コンパクト
使い勝手充電トラベルケース付属モデルありUSB-C充電対応モデルあり
デザイン質実剛健、機能美を追求先進的、メカニカルな印象

この表からわかるように、ラムダッシュは「深剃り」「ヘッドの密着度」「パワー」といった、剃り性能の根幹に関わる部分で非常に高いスペックを誇ります。

対するブラウンは、「肌へのやさしさ」を筆頭に、クセヒゲへの対応力や衛生的なメンテナンス性など、快適なシェービング体験を支える部分で強みを発揮します。

あなたに合うのはどっち?

あなたに合うのはどっち?
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結局どっちがおすすめなのか?以下の内容を見て判断してみてください。

  • 「ラムダッシュ」がおすすめな人
  • 「ブラウン」がおすすめな人

「ラムダッシュ」がおすすめな人

ラムダッシュは、特定のニーズを持つユーザーにとって最高の選択肢となり得ます。以下のような希望を持つ人には、ラムダッシュがおすすめです。

ラムダッシュはこんな人におすすめ!
  • 剃り上がりのツルツル感を最優先したい人
    高速リニアモーターと鋭角な内刃が生み出す圧倒的なカット性能は、ヒゲを根元からしっかりと剃り上げます。
  • 剃りにくい部分の剃り残しに悩んでいる人
    多次元に動く密着ヘッドが、複雑な顔の輪郭にも吸い付くようにフィットし、普段は届きにくい部分のヒゲまで逃さず捉えます。
  • 毎朝のシェービングに時間がかかっている人
    パワフルなモーターと多枚刃システムにより、短時間で効率的にシェービングを終えることができます。

最後に、メカニカルで先進的なデザインを好む人や、USB-C充電などの最新機能に魅力を感じる人にも、ラムダッシュは満足度の高い一台となるでしょう。

「ブラウン」がおすすめな人

一方、ブラウンはまた異なるタイプのユーザーから絶大な支持を得ています。以下のような特徴に当てはまる人には、ブラウンがおすすめです。

ブラウンはこんな人におすすめ!
  • 肌に優しいシェービングが欲しい人
    ブラウンが伝統的に重視してきた「肌へのやさしさ」は、音波振動テクノロジーやAIによるパワー制御によって実現されており、敏感肌の人でも安心して使える可能性が高いです。
  • 寝たヒゲや様々な方向に生えるクセヒゲが多い人
    ブラウン独自の特殊なトリマー刃は、こうした剃りにくいヒゲを起こしてカットする能力に長けています。
  • 衛生面を特に重視する人
    アルコール洗浄システムは、高い除菌効果でシェーバーを常に清潔に保ち、気持ちよく使い続けることができます。

深剃り性能も求めつつ、それ以上に肌への負担とのバランスを取りたいと考える人にとって、ブラウンは後悔のない選択となるはずです。

【ニーズ別】おすすめモデル紹介

【ニーズ別】おすすめモデル紹介
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以下のニーズ別におすすめのモデルを解説します。

  • とにかく深剃りを極めたい人向けのおすすめ
  • 肌に優しいシェーバーを求めている人向けのおすすめ
  • コスパ最強!最初の1台を探しているあなたへ

深剃りを極めたい人「ラムダッシュPRO 6枚刃ES-L690U」

出典:Panasonic公式

深剃りの頂点を求めるならば、パナソニックが誇るフラッグシップモデル「ラムダッシュ PRO 6枚刃」シリーズが筆頭候補になります。特に「ES-L690U」は、その性能を余すところなく体感できるモデルです。2種類のアゴ下トリマー刃を含む6枚の刃が、あらゆるヒゲを一度で捉え、高速リニアモーターが根元から断ち切ります。

アゴ下に吸い付く「密着5Dヘッド」との組み合わせで、これまで体験したことのないようなツルツルの仕上がりを期待できます。まさに「ラムダッシュ最強」を体現する一台です。

肌への優しさ重視なら「ブラウンシリーズ8 8567cc」

敏感肌で、何よりも肌への負担を最小限に抑えたい人には、ブラウンのミドルレンジモデルである「シリーズ8 8567cc」が非常におすすめです。このシリーズは、上位モデルから受け継いだ音波振動テクノロジーやAIパワー制御を搭載し、肌への刺激を抑えながら滑らかな剃り心地を提供します。

シリーズ9 Pro+ほどの圧倒的な深剃り性能はありませんが、日常使いには十分な性能を持ち、価格と性能のバランスが非常に優れています。

コスパ最強!最初の1台を探しているあなたへ

1万円弱で買えるコスパの良いシェーバーは以下の2つです。

パナソニック ラムダッシュ 3枚刃 ES-LT2B

高速なリニアモーターを搭載し、パワフルな剃り味を実現するモデルです。3枚刃が肌に密着し、濃い髭もしっかりと捉えます。泡やジェルを使ったお風呂剃りに対応しているため、肌への負担をさらに軽減したい方におすすめです。

日本の大手メーカーならではの信頼性と剃り味を、比較的手頃な価格で体感できます。

ブラウン シリーズ3 310s

ドイツのメーカーであるブラウンのエントリーモデルです。3つの刃が独立して浮き沈みする「3連サスペンションヘッド」が特徴で、肌の凹凸にしっかりフィットします。

深剃り性能に定評があり、クセ髭や寝た髭も効率的にカットします。完全防水設計でお風呂剃りも可能なので、使い勝手の良さも魅力です。

購入前に解決!よくある質問(Q&A)

シェーバーを購入したい人によくある質問は以下のとおりです。

  • 全自動洗浄充電器はあったほうがいい?
  • お風呂剃り機能は必要?
  • 替刃や洗浄液のランニングコストは?

Q1. 全自動洗浄充電器はあったほうがいい?

必須ではありませんが、あると格段に便利になります。最大のメリットは、ボタン一つで洗浄から除菌、乾燥、充電までが完了し、日々のメンテナンスの手間がほぼなくなることです。常に清潔な状態でシェービングできるため、肌トラブルのリスクを減らす効果も期待できます。

一方、デメリットとしては、洗浄機本体の設置スペースが必要なことと、専用の洗浄液(またはカートリッジ)を定期的に購入する必要があり、ランニングコストがかかる点が挙げられます。予算と設置場所、そしてメンテナンスにかけられる手間を考慮して判断するのがよいでしょう。

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お風呂剃り機能は必要?

お風呂剃り機能は必要?
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これは個人の好みやライフスタイルに大きく依存します。お風呂剃り(ウェットシェービング)の最大のメリットは、シェービングフォームやジェルを使うことで、肌への摩擦をさらに軽減できる点です。肌が温まって毛が柔らかくなる入浴中に剃ることで、より肌に優しく、かつ深く剃れると感じる人も多くいます。

一方で、洗面台などで手早く済ませるドライシェービングで十分という人にとっては、必ずしも必要な機能ではありません。肌が特にデリケートな人や、バスタイムを有効活用したい人には、お風呂剃り対応モデルがおすすめです。

替刃や洗浄液のランニングコストは?

電気シェーバーを長く快適に使うためには、定期的な消耗品の交換が必要です。主なランニングコストは「外刃・内刃」と「洗浄液」の二つです。

替刃の交換目安は、メーカー推奨で外刃が約1年、内刃が約2年とされています。使用頻度やヒゲの濃さによって劣化具合は変わりますが、剃り味が落ちたと感じたら交換時期です。価格はモデルによって数千円から1万円を超えるものまで様々です。

洗浄液は、ブラウンのアルコール洗浄カートリッジが約30日ごと、ラムダッシュの専用洗浄剤も同様に約30日ごとの交換が目安です。こちらも年間で数千円程度のコストがかかります。これらを合計したものが年間のランニングコストとなります。初期費用だけでなく、これらの維持費も念頭に置いてモデルを選ぶことが大切です。

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この記事ではブラウンとラムダッシュを徹底的に比較してきました。両ブランドともに異なる魅力があり、甲乙つけ難い結果となりました。

強いて言うなら「深ぞりならラムダッシュ」「肌への優しさならブラウン」となります。最終的にはデザインや予算を考慮しつつ、自分の直感を信じて選んでみてください。

この記事のまとめ
  • ブラウンは「肌へのやさしさ」を重視するドイツのブランド
  • ラムダッシュは「深剃り性能」を追求する日本のブランド
  • 深剃りを最優先するならラムダッシュが優位な傾向
  • 肌がデリケートな人にはブラウンが推奨されることが多い
  • ヘッドの追従性は多次元に動くラムダッシュに分がある
  • クセヒゲや寝たヒゲにはブラウンの特殊トリマー刃が効果的
  • ラムダッシュは刃の枚数を増やして剃り残しを減らすアプローチ
  • パワーとスピードではラムダッシュの高速リニアモーターが強力
  • ブラウンのアルコール洗浄は衛生面で高い評価
  • 両者とも全自動洗浄充電器でメンテナンスの手間を大幅に削減できる
  • ラムダッシュの一部モデルはUSB-C充電に対応し利便性が高い
  • デザインは質実剛健なブラウンと先進的なラムダッシュで好みが分かれる
  • 最終的には深剃りと肌へのやさしさのどちらを優先するかで選ぶのが鍵
  • 自分のヒゲ質、肌質、予算を考慮して最適な一台を選ぶ
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