パックしながらのドライヤーで前髪をきれいに保つ画期的な方法を解説

お風呂上がりにパックをしながらドライヤーをかける際に、前髪をどうしようか悩んだことはありませんか?前髪を降ろしたままドライヤーをかけるとパックの美容液が前髪に付着して、ギシギシと不快な感触になってしまいます。
この記事ではパックしながらドライヤーをかける際に前髪をきれいに保つ方法を解説します。
- パックとドライヤーを両立させるための具体的な手順
- 前髪をきれいに保つためのおすすめアイテムと比較
- パックの乾燥や髪のギシギシといった悩みの解決策
- スキンケアとヘアケアを効率化するお役立ち情報
結論、髪を乾かしながらパックをするなら以下のシリコンマスクを活用するのがおすすめです。
パックしながらドライヤーをかけるならシリコンマスクがおすすめ

パックしながらドライヤーをかけるならシリコンマスクを活用するのがおすすめです。シリコンマスクとはパックの上に重ねて使用するアイテムです。パックの際にシリコンマスクを活用するメリットは以下のとおりです。
- パックの乾燥を防げる
- 美容液が前髪につかない
- 美容成分の浸透をサポートする
- パックがずれない
パックの乾燥を防げる
シリコンマスクを装着することでドライヤー中にパックが乾燥するのを防げます。ドライヤーの温風は、パックの水分を蒸発させる原因となります。シリコンマスクはラップのように物理的な蓋の役割を果たし、美容液の蒸発を防ぎます。
美容液が前髪につかない

シリコンマスクによってパックが顔の輪郭に沿ってフィットするため、そのままドライヤーをかけても髪に美容液が付着しません。美容液が付着すると、髪がギシギシして固まってしまう可能性もあります。
美容成分の浸透をサポートする
肌がパックとシリコンマスクで密閉されることで、美容液が蒸発せずに角質層へじっくりと浸透します。パックをただ乗せるだけの場合と比較して、より深く、効率的に潤いを届けられます。
パックがずれない

シリコンマスクは耳にフックをかけて固定するタイプの製品が多いため、顔の動きやドライヤーの風でシートマスクがずれたり剥がれたりするのを防げます。
パックとドライヤーの順番はどっちが先?
お風呂上がりのケアはスキンケアを先に行う方が良いとされています。そのためパックを先に行うのがおすすめです。
入浴後の肌は皮脂が洗い流され、角質層の水分が逃げやすい無防備な状態です。お風呂から出て10分以上経過すると、肌の水分量は入浴前より低くなってしまうとも言われています。
お風呂上がりには化粧水で肌を整え、パックで美容成分を集中的に補給することで肌の潤いを守れます。
ドライヤーを先にしてしまうと、髪を乾かす間に肌の乾燥が進行してしまいます。温風が顔周りに当たることで、乾燥をさらに加速させる可能性もあります。
スキンケアのゴールデンタイムを守りつつヘアケアも疎かにしないためには、パックをしながら髪を乾かすことが効果的です。
パックしながら前髪をきれいに保つドライヤーのかけ方

パックしながら前髪をきれいに保つドライヤーのかけ方は以下のとおりです。
- タオルドライを徹底する
- パックとシリコンマスクを装着する
- ドライヤーで髪を乾かす
- 仕上げの保湿を行う
1.タオルドライを徹底する
タオルドライを徹底することで髪を乾かす時間が短縮されます。髪を乾かす時間が長引くほど熱によるダメージが増加します。
お風呂から上がったら、まず清潔で吸水性の高いタオルで髪の水分を拭き取りましょう。タオルドライの際はゴシゴシと擦らないようにしてください。過度に擦りすぎると、キューティクルが傷付いて枝毛や切れ毛の原因になります。
タオルで髪を挟み込み、根元から毛先に向かってポンポンと優しく押さえるように水分を吸収させるのがポイントです。
前髪や顔周りは丁寧に水気を取っておくと、後の工程がスムーズに進みます。タオルドライを徹底することでドライヤーの使用時間を短縮できるため、髪への負担を最小限に抑えられます。
2.パックとシリコンマスクを装着する

ドライヤーが完了したらスキンケアの工程に入ります。まずは化粧水を顔全体になじませ、肌のキメを整えましょう。化粧水を塗り込むことでパックの美容成分が浸透しやすくなります。
化粧水を塗り終わったら、お好みのパックを空気が入り込まないように密着させながら顔に貼り付けます。パックの上からシリコンマスクを重ねることで、ドライヤーをかけやすくなります。
耳にフックをかけるタイプのシリコンマスクの場合、顔にしっかりフィットさせましょう。
3.ドライヤーで髪を乾かす
パックとシリコンマスクを装着したらドライヤーで髪を乾かします。洗い流さないトリートメントがある方はこの段階で髪全体になじませておきましょう。
ドライヤーの温風が顔に直接当たらないように注意しながら、後頭部や襟足といった乾きにくい部分から乾かし始めます。髪の根元に指を入れて地肌をこするようにしながら乾かすと、根本がふんわりと立ち上がります。
4.仕上げの保湿を行う

髪が乾いたらシリコンマスクとパックを外します。パックの推奨時間が経過していることを確認してから外してください。パックを外したときに肌に残っている美容液を洗い流す必要はありません。手のひらで顔を優しく包み込むようにして残った美容液を肌になじませましょう。
パック後の肌をそのまま放置すると、補給した水分と美容成分が蒸発してしまいます。パックの後は、潤いをしっかり閉じ込めるために乳液やクリームを使って肌に蓋をしましょう。最後に保湿をすることで翌朝まで肌に潤いを閉じ込められます。
パックの後にドライヤーをかける際におすすめのアイテム

パックの後にドライヤーをする方も多くいます。パックの後にドライヤーをする場合、前髪を固定するアイテムを活用するのがおすすめです。おすすめのアイテムは以下のとおりです。
- ヘアクリップ
- ヘアカーラー
- ヘアターバン
- 濡れたタオル
ヘアクリップ

パック中に前髪を固定するならヘアクリップを使うのが一般的です。髪に跡がつきにくいように設計されたヘアクリップを選ぶことが、きれいな前髪を保つための秘訣です。
美容師がメイクの際に使用するような、髪を挟む面が平らになっているタイプや、シリコン製のシートが付いているものがおすすめです。これらのヘアクリップは圧力が一点に集中するのを防ぎ、髪にうねりや折れ跡がつくのを最小限に抑えてくれます。
ヘアクリップを使用する際は前髪の毛流れに沿って、根元を軽く持ち上げるように留めましょう。100円ショップやドラッグストアなどで手軽に入手できるため、ヘアクリップをまだ持っていない方は用意しておくと便利です。
ヘアカーラー
前髪に自然なボリューム感やふんわりとしたカールが欲しい方には、ヘアカーラーが最適です。ヘアカーラーは単に髪を固定するだけでなく、パックをしている時間を活用して前髪のスタイリングも同時に行えます。
マジックカーラーのように髪に付きやすいタイプを選ぶと、別途ピンで留める手間がなく便利です。前髪をカーラーに巻き付けて根元で固定するだけで、根元が自然に立ち上がります。パック後にドライヤーで仕上げる際も、スタイリングが楽になります。
ヘアターバン

前髪だけでなくこめかみやもみあげ周辺の髪もまとめたい場合には、ヘアターバンやヘアバンドが役立ちます。
幅の広いタイプのヘアターバンを選べば、生え際の細かな髪までしっかりとカバーできます。ヘアターバンの素材は締め付けが少ないソフトなものや、吸水性に優れたタオル地などがおすすめです。
濡れた髪を長時間強く押さえつけると、根元が潰れたり分け目に跡がついたりするデメリットもあります。ヘアターバンを少し緩めに着けるか、前髪の根元だけあらかじめ軽く乾かしてから使用するなどの工夫をするのがおすすめです。
濡れたタオル
パック中に濡れたタオルで髪を巻くだけで、髪に変な癖がつくのを防げます。濡れたタオルによって髪の湿度を保てるため、髪に癖がつきにくくなります。
お風呂上がりに髪全体の水分を優しく拭き取った後、水分を吸って湿った状態のタオルで頭全体をターバンのように包み込みます。タオル内の適度な湿気によって髪が不自然な形で固まるのを防ぎ、パック後も扱いやすい状態をキープしてくれます。
パック中のドライヤーでよくある悩み

パック中のドライヤーでよくある悩みについて以下の内容を解説します。
- ドライヤーの熱からパックの乾燥を防ぐ方法
- パックの液で髪の毛がギシギシになる
- ドライヤーしながらパックをする際の注意点
ドライヤーの熱からパックの乾燥を防ぐ方法
パックをしながらドライヤーをかけると、熱によってパックが乾燥してしまう恐れがあります。パックが乾燥すると美容効果を失うだけでなく、肌の水分まで奪ってしまいます。
ドライヤー中にシリコンマスクを活用すれば、ドライヤーによる乾燥を劇的に抑えられます。シリコンマスクが物理的なバリアとなり、肌へのダメージを抑制できます。
シリコンマスクがない場合は、ドライヤーのかけ方を工夫することで乾燥を防げます。顔に直接温風が当たらないようにドライヤーの角度を調整し、後頭部や襟足、髪の中間部分から乾かし始めましょう。顔から遠い部分から乾かすことで、パックの乾燥を最小限に抑えられます。
パックの液で髪の毛がギシギシになる

パック中に前髪や顔周りの髪が美容液に触れると、乾いた後にギシギシしたり、ベタついたりすることがあります。パックの美容液に含まれるポリマーや、とろみを出すための増粘剤などが髪に付着することがギシギシの原因です。
パックに含まれる成分は肌にとっては有効ですが、髪のキューティクルに付着すると不要な皮膜となり、不自然な手触りを生み出します。ヘアクリップやターバンを使い、髪とパックが物理的に接触しないようにしましょう。
ドライヤーをかける前に洗い流さないトリートメントを髪になじませておくことも有効です。トリートメント成分が髪をコーティングして保護膜として機能するため、美容液が付着してもギシギシ感を大幅に軽減してくれます。
ドライヤーしながらパックをする際の注意点
ドライヤーをかけながらパックをする際は、フェイスパックに記載されている推奨使用時間を厳守しましょう。パックの推奨使用時間を過ぎてしまうと角質層がふやけすぎたり雑菌が繁殖しやすくなったりします。パックの推奨使用時間は10~15分の製品が多いです。
スマートフォンのタイマーなどを活用し、時間を超えて使用しないようにしてください。
ドライヤーやスキンケアに関するお役立ち情報

ドライヤーやスキンケアに関するお役立ち情報として以下の内容を解説します。
- お風呂上がりのスキンケアのポイント
- 前髪を潰さないドライヤーかけ方のコツ
- 髪のダメージを減らすトリートメント活用法
お風呂上がりのスキンケアのポイント
入浴後の肌は水分を豊富に含んでいるように見えますが、同時に皮脂膜も洗い流されており、乾燥しやすい状態にあります。そのため、体を拭いたら間を置かずに保湿ケアを始めることが、健やかな肌を保つための鉄則です。
お風呂上がりはまず化粧水で肌に水分を与え、土台を整えます。その後、パックで集中的に水分と美容成分を補給します。パックをしている時間を有効に使い、ボディクリームなどで体の保湿も済ませてしまうと効率的です。
パックが終わったら補給した水分が逃げないように、乳液やクリームなどの油分を含むアイテムで肌に蓋をしてください。一連のスキンケアを素早く行うことで、肌の潤いを長時間キープできます。
前髪を潰さないドライヤーかけ方のコツ

前髪を潰さないドライヤーのかけ方のポイントは以下のとおりです。
- 根本をしっかり乾かす
- ドライヤーの風を当てる角度を意識する
- ドライヤーの最後に冷風を当てる
根本をしっかり乾かす
最初に根元をしっかり乾かすこと、前髪の形を維持しやすくなります。毛先から乾かすと、根元の癖が取れないまま形が決まってしまいます。指の腹で地肌をこするように、左右に髪を振りながら多方向から風を当て、根元の癖をリセットしましょう。
ドライヤーの風を当てる角度を意識する
ドライヤーの風を当てる角度も意識します。真上から風を当てると髪が潰れやすくなるため、少し斜め上から、前髪を軽く持ち上げるようにして風を送ると、根元がふんわりと立ち上がります。
ドライヤーの最後に冷風を当てる
全体が乾いたら、最後に冷風を当ててスタイルを固定します。温風で作った形は、冷える時に形状が記憶される髪の性質を利用したテクニックです。このひと手間で、スタイルの持ちが格段に向上します。
髪のダメージを減らすトリートメント活用法
ドライヤーの熱は日々の積み重ねで髪にダメージを与えます。洗い流さないトリートメントを正しく活用すれば、髪を熱ダメージから守れます。
トリートメントはタオルドライ後の濡れた髪に使用するのが効果的です。キューティクルが開いている状態でトリートメントをつけることで、保湿・補修成分が髪の内部に浸透しやすくなります。
熱から髪を守る「ヒートプロテクト効果」を明記したトリートメントを選ぶと、直接的にダメージを軽減できます。
ドライヤー時間を短縮するおすすめドライヤー
買い替えにおすすめドライヤー

ドライヤーをかけているのになかなか髪が乾かないとお悩みの方は、新しいドライヤーを試してみるのもおすすめです。ここでは速乾性に優れたおすすめのドライヤーを3つ紹介します。
- Nobby by TESCOM|NIB400A
- ReFa|BEAUTECH DRYER SMART W
- KINUJO|Hair Dryer
Nobby by TESCOM|NIB400A
多くの美容室で採用されているプロ用ブランド「Nobby」の家庭用モデルです。業務用で培われた高い耐久性とパワフルな風量が特徴で、速乾性を重視する方には特におすすめです。
マイナスイオンとプラスイオンを同時に放出する「プロテクトイオン」で、静電気を抑制し、髪の広がりを抑えてツヤを与えます。プロ仕様の信頼性を、家庭でも実感できる一台です。
ReFa|BEAUTECH DRYER SMART W
サロン帰りのような「レア髪」を再現するReFaの技術はそのままに、大幅な小型・軽量化を実現した人気モデルです。独自のセンシング技術で髪の温度を60度以下に保ち、熱ダメージから保護。コンパクトで扱いやすくデザイン性も高いため、ドライヤーの時間が楽しくなります。
KINUJO|Hair Dryer
約363gという超軽量設計ながら、2.2㎥/分という大風量を実現したプロ仕様モデル。遠赤外線効果で髪の芯から素早く乾かし、まとまりの良いツヤ髪へ導きます。機能性を追求しつつ、デザインもシンプルで美しいことから、本物志向の方に喜ばれる一台です。
パックしながらドライヤーで前髪を守る方法まとめ

この記事ではパックとドライヤーを両立させる方法を解説しました。シリコンマスクでパックの乾燥を防ぐ方法が効果的です。正しいドライヤーのかけ方も組み合わせることで、お風呂上がりの効果的なスキンケアを実現できます。
- パックとドライヤーの両立にはシリコンマスクが非常に効果的
- シリコンマスクはパックの乾燥を防ぎ美容液の浸透を助ける
- お風呂上がりのケアはスキンケア(パック)を優先する
- パック中に前髪を固定する際は跡がつきにくいクリップが便利
- 前髪にボリュームが欲しいならヘアカーラーで固定するのがおすすめ
- 濡れタオルで髪を包むと乾燥による変な癖を防げる
- 丁寧なタオルドライはドライヤーの時間短縮につながる
- ドライヤーの前に洗い流さないトリートメントで髪を保護する
- ドライヤーの温風は顔に直接当てない
- 髪は乾きにくい後頭部や根元から乾かし始める
- パックの液が髪につくとギシギシの原因になる
- 前髪は根元から左右に振りながら乾かすのがコツ
- 仕上げに冷風を当てるとスタイルが長持ちする
- パックの推奨使用時間はタイマーなどで管理する
- ケアの最後は乳液やクリームで潤いに蓋をする


