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くるくるドライヤーで髪は痛まない?正しい使い方と選び方

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くるくるドライヤーは、髪を乾かしながらスタイリングができる便利なアイテムですが、「使うと髪が痛むのでは?」と心配になる方も少なくありません。ドライヤーとくるくるドライヤー、どっちがいいのか迷ったり、くせ毛におすすめの製品が分からなかったりすることもあるでしょう。

この記事では、カールドライヤーで髪が痛む原因を解明し、美容師がすすめるダメージレスな使い方を徹底解説します。さらに、定番人気のパナソニックから高級モデルのリファまで、人気製品の特徴を比較し、あなたに最適な一台を見つけるお手伝いをします。

この記事のポイント
  • くるくるドライヤーで髪が傷む本当の理由
  • 髪を傷めないための正しい使い方と選び方
  • 美容師が注目する人気モデルの特徴
  • くせ毛や髪質に合わせた製品の比較ポイント

くるくるドライヤーは痛まない?基本知識と使い方

くるくるドライヤーは痛まない?基本知識と使い方
家電ステーション:イメージ
  • くるくるドライヤーが髪に痛むと言われる原因
  • ドライヤーとくるくるドライヤー、どっちがいい?
  • カールドライヤーの基本的な選び方とは
  • 濡れた髪に使うのはNG?正しい手順

くるくるドライヤーが髪に痛むと言われる原因

くるくるドライヤーが髪を傷めると言われる原因は以下の3つです。

  • 熱によるダメージ
  • 摩擦
  • 使い方が間違っている

熱によるダメージ

髪の主成分であるタンパク質は、高温に弱く、特に濡れた状態では100℃前後から変性を起こし始めます。

くるくるドライヤーの温風は100℃を超えるものが多く、同じ箇所に長時間当て続けると、髪内部の水分が失われ、硬くゴワゴワした手触りになる「タンパク変性」を引き起こす可能性があります。

摩擦

髪は濡れているとき、表面を覆うキューティクルが開いて非常にデリケートな状態にあります。

この状態でブラシを何度も通したり、強く引っ張ったりすると、キューティクルが剥がれたり傷ついたりしてしまいます。これが枝毛や切れ毛、ツヤの低下に直結するのです。

使い方が間違っている

例えば、完全に濡れた髪をくるくるドライヤーだけで乾かそうとすると、乾くまでに時間がかかり、結果的に熱と摩擦を長時間与え続けることになります。

また、スタイリングに夢中になるあまり、必要以上に高温の風を当ててしまうことも、ダメージを蓄積させる大きな要因です。

以上のことから、くるくるドライヤー自体が悪いのではなく、その特性を理解せずに使用することが、髪を傷める結果につながっていると言えるでしょう。

ドライヤーとくるくるドライヤー、どっちがいい?

ドライヤーとくるくるドライヤー、どっちがいい?
家電ステーション:イメージ

「ドライヤーとくるくるドライヤー、結局どちらを選べばいいの?」という疑問は、多くの方が抱くものです。この問いに対する答えは「目的によって使い分けるのが最も賢い選択」と言えます。

それぞれの長所と短所を理解し、自分のヘアスタイルやライフスタイルに合わせて選びましょう。

ドライヤー(ヘアドライヤー)の役割

ドライヤーの主な目的は、髪を「速く乾かす」ことです。風量が大きく、広範囲に風を送れるため、洗髪後の濡れた髪を効率的に乾燥させられます。スタイリング機能は備わっていませんが、ブラシと組み合わせて使うことで、本格的なブローも可能です。

ドライヤーの
  • メリット: 速乾性が高い、髪全体の根元からしっかり乾かせる
  • デメリット: スタイリングには技術が必要、片手がブラシでふさがる

くるくるドライヤー(カールドライヤー)の役割

一方、くるくるドライヤーは「乾かしながらスタイリングする」ことに特化しています。ブラシが一体化しているため、片手で簡単に内巻きカールやボリュームアップができます。ブローが苦手な方でも、美容室のようなまとまりのあるスタイルを手軽に再現しやすいのが魅力です。

くるくるドライヤーの
  • メリット: スタイリングが簡単、アタッチメントで多様なスタイルに対応
  • デメリット: 速乾性はドライヤーに劣る、髪全体を乾かすのには時間がかかる

結論:目的別の使い分けが理想

このように、両者には明確な役割の違いがあります。まず通常のドライヤーで髪全体の8割程度を乾かし、その後にくるくるドライヤーで毛先のスタイリングや全体の仕上げを行うのが理想的な使い方です。

どちらか一つを選ぶなら、速乾性を重視するならドライヤー、スタイリングの手軽さを求めるならくるくるドライヤーが適しています。

項目ドライヤー(ヘアドライヤー)くるくるドライヤー(カールドライヤー)
主な目的髪を速く乾かす乾かしながらスタイリングする
速乾性◎ 高い△ 低い
スタイリング△ 技術が必要◎ 簡単
向いている人髪を早く乾かしたい人スタイリングを簡単にしたい人
ダメージ使い方次第使い方次第(ヘアアイロンよりは低い傾向)

カールドライヤーの基本的な選び方とは

自分に合ったカールドライヤーを選ぶことは、スタイリングのしやすさだけでなく、髪の健康を守る上でも非常に大切です。選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • アタッチメントの有無
  • 機能性
  • 本体の仕様・重さ

アタッチメントの有無

作りたいヘアスタイルに適した「アタッチメント」が付属しているかをチェックしましょう・最も基本的なのは、半月型の「ハーフブラシ(ブローブラシ)」で、ストレートやくせ伸ばし、内巻きなど幅広く使えます。

よりしっかりしたカールを作りたいなら円筒形の「ロールブラシ」、根元の立ち上げやふんわり感を出したいなら「ボリュームアップ用ブラシ」が便利です。

寝癖やうねりを伸ばしたい場合は、髪を挟んでブローできる「ストレート用ブラシ(サロンブローブラシ)」が付属していると、まとまりやすくなります。

機能性

搭載されている「機能性」をチェックします。温度調節機能は、髪へのダメージを抑えるために欠かせません。高温・低温の切り替えができると、髪質や状態に合わせて使い分けができます。

特に、温風で作ったスタイルを固定し、ツヤを出すために「冷風モード」は必須の機能と言えるでしょう。「マイナスイオン」やパナソニックの「ナノイー」といった付加機能は、髪の水分バランスを整え、静電気や広がりを抑える効果が期待できます。

本体の仕様・重さ

「本体の仕様」、特に「重さ」と「サイズ」もチェックしましょう。カールドライヤーは手に持って使用するため、重すぎると腕が疲れてしまい、毎日のスタイリングが苦痛になります。

一般的に、本体重量が400g以下のモデルは軽量で扱いやすいとされています。また、持ち手の太さや形状が自分の手にフィットするかも、操作のしやすさに影響するため、可能であれば実際に手に取って確認するのが理想的です。

濡れた髪に使うのはNG?正しい手順

濡れた髪に使うのはNG?正しい手順
家電ステーション:イメージ

「くるくるドライヤーはドライヤーなのだから、濡れた髪にそのまま使っても良いのでは?」と考えるのは、実は大きな間違いです。

髪が濡れている状態は非常にデリケートであり、この段階でくるくるドライヤーを使うことは、熱と摩擦によるダメージを与えてしまいます。髪を傷めずに美しくスタイリングするための理想的な手順は以下の通りです。

  1. 丁寧なタオルドライ
  2. 洗い流さないトリートメントを塗布
  3. 通常のドライヤーで8割乾かす
  4. くるくるドライヤーでスタイリング
  5. 冷風でスタイルを固定

ステップ1:丁寧なタオルドライ

まず、洗髪後は清潔なタオルで髪を優しく押さえるようにして、水分をしっかりと吸い取ります。ゴシゴシと擦るのはキューティクルを傷つける原因になるため、絶対に避けてください。根元から毛先まで、ポンポンと軽く叩くようにして水気を取り除きます。

ステップ2:洗い流さないトリートメントを塗布

タオルドライ後、ドライヤーの熱から髪を守るために、洗い流さないトリートメント(ヘアオイルやミルクなど)を髪の中間から毛先にかけてなじませます。これは髪の保護膜となり、乾燥や熱ダメージを防ぐ重要な工程です。

ステップ3:通常のドライヤーで8割乾かす

次に、くるくるドライヤーではなく、通常のヘアドライヤーを使って髪全体を乾かします。このとき、髪の根元を中心に風を当て、全体の8割程度が乾いた状態を目指しましょう。毛先は乾きやすいので、根元をしっかり乾かすのがポイントです。

ステップ4:くるくるドライヤーでスタイリング

髪がある程度乾いたら、いよいよくるくるドライヤーの出番です。ブロッキングして少しずつ毛束を取り、根元の立ち上げ、毛先のカール、全体のツヤ出しなど、目的のスタイリングを行います。

この段階では、髪が乾きすぎず湿りすぎずの状態なので、形がつきやすく、ダメージも最小限に抑えられます。

ステップ5:冷風でスタイルを固定

スタイリングが完成したら、最後に冷風モードに切り替えて髪全体に風を当てます。温められて形作られた髪は、冷えることでスタイルが固定され、持ちが良くなるだけでなく、キューティクルが引き締まりツヤもアップします。

この手順を守るだけで、髪への負担は劇的に減り、くるくるドライヤーの性能を最大限に引き出すことができます。

くるくるドライヤーで痛まない!おすすめ機種の紹介

くるくるドライヤーで痛まない!おすすめ機種の紹介
家電ステーション:イメージ
  • 美容師監修のおすすめくるくるドライヤー
  • くせ毛におすすめのモデルはこれ!
  • 人気高級モデルならダイソンもチェック
  • ReFa(リファ)のドライヤーの特徴

美容師監修のおすすめくるくるドライヤー

毎日お客様の髪に触れ、様々な道具を使いこなす美容師が注目するモデルには、髪を傷ませないための工夫と、高いスタイリング性能が凝縮されています。プロが選ぶ基準を知ることで、一般のユーザーでも質の高い製品を見極めることが可能になります。

美容師監修でおすすめのくるくるドライヤーを2つ紹介します。

LOUVREDO|復元スタイラー®8 黎明ブルー LJS-365-B

美容のプロからも支持されることが多い、髪への優しさを追求したモデルです。特許技術である「復元の風」は、遠赤外線の一種であるテラヘルツ波とマイナスイオンを放出し、髪内部の水分バランスを整えながらキューティクルを引き締めます。

アタッチメントは、くせを伸ばしやすいブラシと、カールを作りやすいロールブラシの2種類が付属しており、多様なスタイリングに対応します。髪のダメージを本気でケアしながらスタイリングしたい方におすすめの一台です。

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クレイツ|CREATE ION エレメア ブロードライS SBD-G01G

ヘアアイロンで有名なクレイツ社が開発した、髪と地肌に優しいカールドライヤーです。低温の「ELEMEAモード」は、オーバードライによるキューティクルの損傷やタンパク変性を防ぐことを目指して設計されており、ダメージが気になる方に最適です。

ブラシの背面には毛を巻き込みやすい溝があり、毛先のカールをつけやすい構造になっています。プロの現場でも使われるブランドならではの高い機能性と、比較的手に取りやすい価格のバランスが取れている点も魅力です。

くせ毛におすすめのモデルはこれ!

くせ毛の方がくるくるドライヤーを選ぶ際は、ただ乾かすだけでなく、「くせをいかに自然に伸ばし、まとまりのある髪に仕上げられるか」が最大のポイントになります。くせ毛特有のうねりや広がりを抑えるためには、それに適した機能やアタッチメントを備えたモデルを選ぶことが大切です。

Panasonic|Beauty ナノケア くるくるドライヤー EH-KN0J-A

くせ毛や髪の広がりに悩む方に特におすすめしたい、パナソニックの高機能モデルです。独自の「高浸透ナノイー」が髪の内部まで水分を届け、キューティクルと髪内部の水分バランスを整えることで、うねりを抑制し、しっとりとまとまりやすい髪へと導きます。

付属の「サロンブローブラシ」は、髪を両側から挟み込み、適度なテンションをかけながらブローできるため、頑固なくせやうねりをしっかりと伸ばすのに効果的です。この一台で、髪をケアしながら美容室でブローしたかのような、ツヤのあるストレートスタイルを目指せます。

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REVLON|ボリューマイザーヘアドライヤー RVDR5222JPPNK2

海外で人気のモデルで、特に髪のボリュームやうねりが気になる方から高い評価を得ています。最大の特徴は、髪を捉えやすいくせ伸ばしに特化した楕円形のブラシ形状です。複合ブラシが、髪に程よいテンションをかけながら、くせを伸ばし、同時にツヤを与えます。

マイナスイオンも搭載しており、静電気による広がりを抑え、まとまりのある仕上がりをサポートします。ヘッドが大きめなので、特にミディアムからロングヘアの方で、根元からしっかりボリュームを出しつつ、くせを抑えたい場合に力を発揮するでしょう。

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人気高級モデルならダイソンもチェック

くるくるドライヤーの選択肢として、近年大きな存在感を放っているのが、ダイソンの「Airwrap™ マルチスタイラー」です。「コアンダ効果」という気流の性質を応用し、過度な熱に頼らず風の力で髪を自動的に引き寄せて巻き付けます。

これにより、熱によるダメージを大幅に抑えながら、誰でも簡単にカールやブローができるのが最大の魅力です。時短とダメージレスなスタイリングを両立させたい方や、ヘアアイロンが苦手な方にとって、価値のある選択肢となります。

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ReFa(リファ)のドライヤーの特徴

美容ブランドとして名高いReFa(リファ)が手がける「ビューテック リセッター」は、デザイン性の高さと独自のヘアケア技術で注目を集めるカールドライヤーです。単にスタイリングするだけでなく、髪そのものを美しく見せることにこだわって開発されています。

髪の温度を自動で検知し、温風と冷風を切り替える「センシングプログラム」を搭載。髪が高温になりすぎるのを防ぎ、熱ダメージを徹底的に抑えます。根元をふんわりと立ち上げるボリュームアップ用ブラシも付属しており、特にトップに自然な立体感を出したい場合に効果的です。

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くるくるドライヤーで痛まないように毎日のケアを

くるくるドライヤーで痛まない毎日のケアを
家電ステーション:イメージ

ここまで、くるくるドライヤーで髪が痛む原因から、ダメージを防ぐための正しい使い方、そして自分に合った一台の選び方までを解説してきました。最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

この記事のまとめ
  • 髪が痛む主な原因は「熱」「摩擦」「間違った使い方」の3つ
  • 濡れた髪への使用はキューティクルを傷つけるため絶対に避ける
  • 高温を長時間当て続けると髪がタンパク変性を起こす可能性がある
  • まず通常のドライヤーで髪を8割程度乾かすのが基本
  • スタイリング前には洗い流さないトリートメントで髪を保護する
  • 仕上げに冷風を当てるとスタイルが長持ちしツヤも出る
  • ドライヤーは速乾性、くるくるドライヤーはスタイリング性が得意
  • 目的に応じてドライヤーとくるくるドライヤーを使い分けるのが理想
  • 選ぶ際はアタッチメント、機能性、重さをチェックする
  • くせ毛にはストレート用ブラシや水分ケア機能付きがおすすめ
  • パナソニックの「ナノケア」は髪の水分バランスを整えたい人に人気
  • 「イオニティ」はコストパフォーマンスに優れた選択肢
  • リファは独自の温度コントロール機能で熱ダメージを抑制
  • ダイソンは風の力でスタイリングし過度な熱に頼らない
  • 毎日の正しいケアを続ければ、くるくるドライヤーは美髪の強い味方になる
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