- グラベルロードのタイヤについて詳しく知りたい!
- タイヤの選び方の注意点が知りたい!
こんな方向けの記事になります。
- ホイールについて解説
- タイヤの解説
- タイヤ選びの注意点
グラベルロード特有の走破性・安定感を支えているのがタイヤです。
タイヤの違いによってその自転車の性能は大きく変わってきます。
- どんな道を走りたいか
- スピード感が欲しいのか
- 安定感を求めるのか
このように何を求めるかによって最適なタイヤが全くちがいます。
この記事では自転車のタイヤの基礎知識について解説しているのでタイヤを選ぶ際の参考にしてみてください!
ホイールについて解説
タイヤの説明の前にホイールについても解説していきたいと思います。
ホイールのサイズによっては履かせられないタイヤもあるので、しっかりチェックしていきましょう!
「650B」と「700C」
グラベルロードによく使われているのが「650B」か「700C」というサイズです。
以下で細かく解説していきます。
650B
- 外径が小さい
- 太いタイヤが履ける
- 未舗装路での安定感に優れている
このサイズはより太いサイズのタイヤを履かせることが出来るので自転車をよりオフロード向きに仕上げることができます。
タイヤが太いことによって重心が低くなり安定感も増します。
- グラベルを快適に走りたい
- スピードより快適な走りを重視したい
こんな人には650Bのホイールがオススメです。
デメリットとしては
- 重いのでスピードは出しづらい
- ラインナップが少ない
などが挙げられます。
700C
- 外径が大きい
- スピードの維持がしやすい
- ショック吸収力が優れている
このサイズはのホイールは外径が大きいことでペダルを一回転させた時の進む距離が大きくなり、スピードを維持しやすくなっています。
履かせられるタイヤサイズが650Bよりは小さくなるので重量も軽くなります。
一般的なロードバイク・クロスバイクでも700Cが主流なので、650bに比べて履かせられるタイヤの種類が多いのもメリットの1つですね。
- そこまで太いタイヤじゃなくても良い
- スピードも重視したい
こんな方には700Cがオススメになります。
主なデメリットは太いタイヤが履かせられないということです。
自分のグラベルロードをオフロード寄りにしたいという方にはあまり向いてません。
タイヤの解説
ここからは本題のタイヤについて解説していきます。
自分に合ったタイヤを見つけるためにまずはタイヤの特徴について知っておきましょう。
タイヤの種類
自転車のタイヤは大きくまとめると「クリンチャー」「チューブラー」「チューブレス」の3種類あります。
それぞれの違いを簡単に説明すると
- クリンチャー:タイヤの中にチューブが入っている。最もよく見るタイプ。
- チューブラー:チューブとタイヤが一体になっている。専用ホイールが必要。
- チューブレス:チューブが入っていないタイプ。低圧での走行が可能。
こんな感じになります。
個人的には低圧走行が可能で乗り心地がよくパンクがしづらいチューブレスタイヤが、グラベルロードバイクにはオススメです。
タイヤ幅について
グラベルロードバイクは色々なタイヤ幅に対応できるように設計されています。
使われているタイヤの幅は28c〜47cくらいが一般的。
700C×40cや650B×40cという表記になっていることがありますが、これは 「ホイール径×太さ」という意味になってます。
40cというのは基本的にはそのままmmに変換できます。
- 28c=約28mm
- 47c=約47mm
実際リムの幅によっては空気を入れると+2mmくらいになることもあるのでそこは注意しておきましょう。
タイヤの溝について
グラベルロードバイクによく使われるのが「スリックタイヤ」と「ブロックタイヤ」になります。
スリックタイヤ
スリックタイヤとはタイヤの溝が浅い、ロードバイクでよく使われているようなタイヤのことです。
舗装路でスピードが出しやすいのが特徴で、太めを選べば安定感もしっかりあります。
- 未舗装路はあまり走らない
- 通勤・通学での使用がメイン
こんな人にオススメです。
ブロックタイヤ
スリックタイヤとは逆でタイヤの溝が深くボコボコしているのがブロックタイヤです。
舗装路でのスピード感はないものの、オフロードでのグリップ力はバツグンです。
- オフロードをガンガン走りたい
- 未舗装路をよく走る
こんな人にオススメです。
両方のメリット持つタイヤもある
大きく分けると上の2つなのですが両方のメリットを持つバランスタイプのタイヤも存在します。
舗装路も未舗装路もバランスよく走りたいという方にオススメです。
- タイヤの真ん中のラインは溝が浅いスリックで、両サイドにブロックが入っている
- ブロックパターンが転がり抵抗を抑えてくれる設計になっている
このような特徴があります。
ブロックパターンが低くオン・オフどちらでも対応できる
タイヤ選びの注意点
ここからはタイヤの選び方について解説します。
何も考えずに選んで自分の自転車に取付できなかった、、、なんてことにならないようにしっかり予習しておきましょう。
クリアランスを確認
自転車におけるクリアランスとは「フレームとタイヤの隙間」のことになります。
店舗で購入する場合はその場で確認できますがネットで購入する場合は、自分のグラベルロードバイクがどのタイヤサイズまで対応可能か必ず確認しておきましょう。
今ついているタイヤとフレーム・ブレーキとの一番狭い場所の幅を測ると、履かせられるタイヤサイズの限界が分かるので確認してみてください。
ホイールメーカーの推奨タイヤ幅を確認
タイヤ幅を変えるならホイールも確認しておく必要があります。
ホイールメーカーによっては推奨タイヤ幅が公開されているパターンもあるのでその場合はそれに従いましょう。
見つからない場合はリム内幅を測ってみましょう。
内幅の2.4倍までがタイヤ幅の限界の目安になります。
やはり店舗で確認してもらうのが1番
上記のことを1つ1つ確認していくのは初心者の方にとってはかなり大変だと思います。
実際に見てみないと分かりづらいことも多いです。
やはり店舗でプロに確認してもらいながらタイヤを選んでいくのが1番早くて確実です。
店舗であれば実際にタイヤを選びながら見ていくことも可能ですし、実際に交換までやってくれるところもあるので心配な方は行ってみましょう。
自分のスタイルに合ったタイヤを見つけよう
ここまで見てきてタイヤ1つとっても様々な種類があり、どんなタイヤを選べばいいか分からなくなっている方も多いのではないでしょうか。
そんな時は「自分がどんなスタイルを目指したいか」を意識して見ると良いと思います。
例えば
- ロングライドを快適に走れるタイヤがほしい!
- 未舗装路をゴリゴリに走ってみたい!
- 単純に見た目のカッコよさ重視!
などなど人によっていろんなスタイルがあると思います。
それぞれの目的に合うタイヤを選択して快適なグラベルロードライフを楽しみましょう!